毎年秋の東京のデザインイベント・シーズンを牽引する『東京デザイナーズウィーク（TOKYO DESIGNERS WEEK　以下TDW2014）』は今年で17回目。「クリエイティブフェス（Creative Fes）天才万博」のテーマの元、新しくて、面白い、そして人に感動を与えるクリエイティブの天才たちが集結。明治神宮外苑絵画館前のメイン会場では約20の企画展が行われています。

昨年はデザイン、アート、ミュージックのフェス3本柱で「クリエイティブフェス」を展開しましたが、今年は新たにファッションも加わりました。企画展のひとつ『着物×きもの×KIMONO』 Dare to Dream design Award展は、着物の伝統を受け継ぐ作品のコンペを行います。審査委員のコシノジュンコ、三原康裕らのKIMONOインスパイアド作品も展示されています。若手クリエイターの総合国際アワード「ヤングクリエイター展」にもファッション部門が加わっています。

『TDW』主催の『デザインアソシエーション』が企画する特集展示は「北斎漫画インスパイア展」、「建築模型とその提案書展」、「スーパーロボット展」の3つ。「北斎漫画インスパイア展」ではアートディレクター浅葉克己、永井裕明、プロダクトデザイナー　グエナエル・ニコラ、漫画家の安野モヨコ、イラストレーター　宮田翔ら53人が北斎漫画をテーマに作品を発表しています。「建築模型とその提案書展」では藤森照信、妹島和世、平田晃久ら13名の建築家が、建築模型と提案書で、新しい建築をプレゼンテーションしています。「スーパーロボット展」は明和電機、バイバイワールドなどの14名が展示。そのほか企業、デザイナーがライフスタイルとテクノロジーをテーマに新しいアイディアを発表する「クリエイティブライフ展」、コンテナを利用した「コンテナ展」など。デザインの秋を満喫できます。

内のドームは「天才万博」として天才たちが登壇、トークやプレゼンテーションする、いわば『TDW2014』の約20の企画展のショウケース的存在になっています。

『TDW2014』のジャーナル、『デイリー・カーサ ブルータス』には『TDW2014』のサテライト会場などについても詳しく載っています。ぜひ参考に。