松濤美術館にて開催 『ロベール・クートラス展 夜を包む色彩 カルト・グワッシュ・テラコッタ』

(2015.02.06)
© Robert Coutelas
© Robert Coutelas

2015年は画家 ロベール・クートラス(Robert Coutelas 1930-1985)の没後30周年。縦12cm×横6cmのボール紙に油絵具で人物、心象風景を17年間に渡って描き続けたカルト(carte)の制作で知られています。そのあまりに早すぎた死のあと、日本で個展の回を重ねるごとにファンを増やし、2010年にはカルト作品集『僕の夜 Mes Nuits』、2011年には遺作を管理する岸真理子・モリアさんが綴った『クートラスの思い出』(リトルモア刊)も刊行されました。

2013年にはフランス シャルトル市立美術館で大きな回顧展”Le monde de Robert Coutelas 1930 – 1985″が開かれました。カルトのほか、グワッシュ、テラコッタと多岐にわたる表現の全貌が明かされました。

2015年2月8日(日)から松濤美術館において開催の『没後30年 ロベール・クートラス展 夜を包む色彩 カルト・グワッシュ・テラコッタ』では、クートラス自身が死ぬまで手元に置いていたカルト作品を中心に、グワッシュ、テラコッタなど約150の作品が紹介されます。開催に合わせてグワッシュの作品集『僕のご先祖さま Mes Ancêtres』(エクリ刊)が刊行されます。

静かで悲しげ、どことなくユーモラス。その絵が伝える詩情は多くの人の心を捉えています。

Photo / Fumihito Katamura
Photo / Fumihito Katamura
Photo / Fumihito Katamura
Photo / Fumihito Katamura
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Photo / Fumihito Katamura
Photo / Fumihito Katamura
Photo / Fumihito Katamura
Photo / Fumihito Katamura
Photo / Fumihito Katamura

『没後30年 ロベール・クートラス展 夜を包む色彩
カルト・グワッシュ・テラコッタ』

会場:松濤美術館(東京都渋谷区松濤2-14-14)
会期 前期:2015年2月8日(日)〜22日(日)
、後期: 2015年2月28日(土)〜3月15日(日)
休館: 2月9日(月)、12日(木)、16日(月)
3月2日(月)、9日(月)
時間:9:00〜〜17:00(入館は午後4時30分まで)
無料

記念対談
『クートラスを語る――描くこと、生きること』
堀江敏幸(作家) × 岸真理子(遺作管理人)

2015年2月8日(日)14:00〜、
参加費無料、予約不要