Music 梵(ぼん)な道具を聴いてみる。 第十六回紙の上を反復する、懐かしき残像。白磁の水滴と粉板(朝鮮時代)。 「梵な道具を聴いてみる」第十六回は、朝鮮時代の水滴と携帯用の粉板(プンパン)を紹介。この連載をしている中上修作さんが、11月2日(土)実店舗『古美術 中上』をオ … (2013.10.29) Music 梵(ぼん)な道具を聴いてみる。 第十五回処暑、暮れゆく夏の寂しさに重ねて。鍍金 蝉の装飾(漢時代) 「梵(ぼん)な道具を聴いてみる」第十五回は、鍍金の蝉(セミ)。セミの声が入れ替わる処暑の頃、命は短いけれど「生」を忠実に謳歌する小さな昆虫に想いを馳せて。 (2013.08.22) Music 梵(ぼん)な道具を聴いてみる。 第十四回夏至:陽が沈み夜の匂いが漂い始める頃、瑠璃色の湖面に浮かぶ花弁。 「梵な道具を聴いてみる」は朝鮮時代の瑠璃釉徳利をご紹介。几帳面ではない瑠璃色の表情が、まるで夕暮れに見る湖面のよう。本格的な夏が始まる前に、徳利に広がる「静かな … (2013.06.21) Music 梵(ぼん)な道具を聴いてみる。 第十三回穀雨:恵みの雨が田畑を潤す頃、小さな桶に樹の恵みが滴り落ちる。 「梵(ぼん)な道具を聴いてみる」第十三回は、職人が漆の収穫に用いる漆桶をご紹介。酷使された職人道具は、いつしか花映りの良い花器として床の間を飾ることとなる。 (2013.04.20) Music 梵(ぼん)な道具を聴いてみる。 第十二回啓蟄:冬眠から目覚めた命の如く。発掘の経筒が魅せる、今生の艶態。 Bon Antiques 中上修作さんのコラム「梵な道具を聴いてみる」啓蟄に平安時代の陶製経筒を紹介。その小さい形(なり)は殊に慎ましく、枯淡を装いながらもどこ … (2013.03.05) Music 梵(ぼん)な道具を聴いてみる。 第十一回立春:雨後に射しこむ柔らかな光線。小春の木陰に神の使いが舞い降りる。 Bon Antiques中上修作さんが綴る「梵な道具を聴いてみる」第11回は、朝鮮の鳥にまつわる古物をご紹介。人が祈りを羽ばたかせる時、鳥が報らせてくれることと … (2013.02.04) Music 梵(ぼん)な道具を聴いてみる。 第十回小寒:陶片に心遊ばせるは、在りし日の気配を用美で補う寒の入り。 「梵な道具を聴いてみる」第十回は、古窯跡から発掘された種々の陶片をご紹介。オブジェとして壁面を飾る粋人やせっせと土臭を抜き日々の酒肴を盛る数寄者まで、骨董ファン … (2013.01.01) Music 梵(ぼん)な道具を聴いてみる。 第九回 大雪:洋に倣った金彩の和ガラス。未見の懐かしさに溢れた、美の結晶。 Bon Antiques 中上修作さんのコラム「梵(ぼん)な道具を聴いてみる」第九回は、南蛮の空気を存分に吸い込みながらも和の香りが鼻をくすぐる、明治時代の金彩 … (2012.11.28) Music 梵(ぼん)な道具を聴いてみる。 第八回 立冬:灰色の街にも山茶始開の候。生地見本で味わう、織り手の体温。 Bon Antiques中上修作さんのコラム「梵な道具を聴いてみる」第八回は、織物生地の見本帳=縞帳をご紹介。生地の端切を貼った帳面は織仕事の洗練のため親から子 … (2012.11.03) Lifestyle 梵(ぼん)な道具を聴いてみる。 第七回 寒露:静かに朽ちゆく明治の木馬。夜長に遊ぶ、想像遊戯としての骨董。 「梵な道具を聴いてみる」第七回は、明治期の木馬をご紹介。朽ちてもなお力がみなぎるモデリングは、子供に仕え続けた玩具としての本分を終え、仏性すら感じる姿へと変貌す … (2012.10.05) Lifestyle 梵(ぼん)な道具を聴いてみる。 第六回 白露:夜長、杯に満たすしらつゆの座を司る膳の豊かさ、そして功徳。 「梵(ぼん)な道具を聴いてみる」第六回《白露》は、朝鮮の膳をご紹介。杯を重ねるごとに深まる膳への愛着は、そのまま韓国の豊かな食文化に繋がっている。 (2012.09.03) Lifestyle 梵(ぼん)な道具を聴いてみる。 第五回 立秋:暑中にもそよぐ風は秋の気配。古い陶板に小さな秋を乗せてみる。 Bon Antiquesの中上さんが執筆するコラム「梵な道具を聴いてみる」。8月は、常滑の古い陶板をご紹介。窯道具という本来の役目を終えたあと、なおも数寄者に愛 … (2012.08.06) Lifestyle 梵(ぼん)な道具を聴いてみる。 第四回 小暑:夕涼みで感じる夏の訪れ。軒先のベンチ、という淡い幸せ。 「梵(ぼん)な道具を聴いてみる」第四回は、椅子の原型と呼びたくなるようなベンチをご紹介。軒先で蚊の小さな針に微かな緊張感を強いられながら、胸一杯に吸い込む夏の空 … (2012.07.02) Lifestyle 梵(ぼん)な道具を聴いてみる。 第三回 芒種:ひとしきりの雨、潤う大地。雨滴を纏い始める、粉引という器。 「梵(ぼん)な道具を聴いてみる」第三回「芒種」は、朝鮮時代に庶民が使えなかった白い器の代弁者、粉引や刷毛目といった器について。『crema』と粉引に共通するもの … (2012.05.28) Lifestyle 梵(ぼん)な道具を聴いてみる。 第二回 立夏:新緑が目にまぶしいこの季節、寂びた古銅にみる緑青の色。 第二回は、緑青が目にも鮮やかな古銅の古物「高麗時代の砂張(さはり=銅と錫の合金)製の什器」をご紹介。寂びてから生まれる新しい価値観を、初夏の新緑になぞらえて。 (2012.05.02) Lifestyle 梵(ぼん)な道具を聴いてみる。 第一回 清明:空は青、地に花が咲き乱れる。傾いだ李朝白磁壷に春の陽光をみる。 第一回は二十四節気の清明に合わせ、李朝白磁の壷をご紹介。白磁の肌がより透き通るこの季節、生まれたときから傾いだままの白磁壷に映る光と影とは。 (2012.04.02)