Column 田中晃二の道草湘南《犬の鼻、猫の舌》 昭和村の夏休み 3年ぶりの昭和村 海の日の三連休に奥会津の昭和村へ行った。海は毎日見ているから、たまには山にも行かないとバランスがとれない。昭和村は福島県の中でも特に山深いとこ … (2012.08.07) Column 田中晃二の道草湘南《犬の鼻、猫の舌》 紫陽花を見に、極楽寺あたりまで。 梅雨の真ん中で 梅雨に入った頃だったか、テレビのニュースで鎌倉の紫陽花見物ルポをやっていた。それが有名な明月院とかじゃなく、由比ケ浜から超望遠レンズで撮った映像 … (2012.07.13) Column 田中晃二の道草湘南《犬の鼻、猫の舌》 アムステルダム花と自転車とフェルメール 運河沿いの花市場 アムステルダムの散歩の目的は、中央駅から1キロほどの運河沿いにあるシンゲルの花市場を見学することが一つ。以前は近郊の花生産農家が船で花を運んで … (2012.06.12) Column 田中晃二の道草湘南《犬の鼻、猫の舌》 早春のアムステルダム 質実剛健 4月下旬、パリへ出張の途中アムステルダムへ寄った。オランダの南、ドイツとの国境に近い町フェンローで開催される花の博覧会(フロリアード)を視察するのが目 … (2012.05.24) Column 田中晃二の道草湘南《犬の鼻、猫の舌》 鎌倉材木座海岸と由比ケ浜 海岸を散歩する人々 向田邦子の『父の詫び状』を読んでいたら、鎌倉材木座海岸の沖合で海水浴をしていて偶然に旧知の男性と会い、立ち泳ぎをしながら世間話をするくだりが … (2012.04.23) Column 田中晃二の道草湘南《犬の鼻、猫の舌》 鎌倉農協連即売所 濃い野菜 鎌倉に農協連即売所(地元ではレンバイと呼ぶらしい)という市場がある。駅を出て若宮大路を由比ケ浜方向に行ってすぐ左側のところに、そこだけ場違いな映画のセ … (2012.04.02) Column 田中晃二の道草湘南《犬の鼻、猫の舌》 波佐見と書いて、はさみと読む。 梅の開花 3月1日、昨日の雪とは打って変わって、うららかな春の日だ。通勤電車が北鎌倉駅に停まった時にふとホームに目をやったら、梅が咲いている。3分咲きぐらいだろ … (2012.03.08) Column 田中晃二の道草湘南《犬の鼻、猫の舌》 逗子で迎える初めての正月 辰年の年賀状 逗子に引っ越して初めての正月を迎えた。昨年、友人たちに転居の知らせをメールで伝えたものの、引っ越し案内をハガキで送ったりはしなかったので、当然のこ … (2012.01.18) Column 田中晃二の道草湘南《犬の鼻、猫の舌》 八ヶ岳のギャラリーと新蕎麦と軽井沢のアトリエ。 秋の夜長、根津の小料理屋で パリから細木さんが一時帰国した。細木さんは、パリ郊外ジャンティイにギャラリーとアトリエを持つアーティスト。私がパリで暮らしていた時に … (2011.12.13) Column 田中晃二の道草湘南《犬の鼻、猫の舌》 フランス伝来の教会建築とそうめん。 白い壁の出津(しつ)教会は地中海風。 長崎ちゃんぽん 10月に長崎まで旅行した。というか、高校卒業までを過ごした町なので、帰った、というほうがいいか。物心ついて … (2011.11.22) Column 田中晃二の道草湘南《犬の鼻、猫の舌》 秋、鎌倉材木座あたり。 東京からいちばん近い“海” 東京から逗子へクルマで移動する時に、私はいつも第三京浜の世田谷料金所から横浜横須賀道路を使う。30分ほど走って逗子インターで高速を下 … (2011.10.28) Column 田中晃二の道草湘南《犬の鼻、猫の舌》 逗子駅前の銀座通り商店街。 湘南新宿ライン 東京で暮らしていると、バスや電車の発着時間を気にすることは殆どなかった(長くても4、5分待てば乗れるし)が、逗子に引っ越して変ったことの第一に、 … (2011.09.17) Column 田中晃二の道草湘南《犬の鼻、猫の舌》 横浜大桟橋まで、ぶらぶら歩いて。 横浜のモダンな文楽 近松の『曾根崎心中』を横浜で見た。杉本博司の現代的な演出と美術は、奥行きのある神奈川芸術劇場の舞台を上手く生かして、小さな人形が暗く大きな空 … (2011.08.26) Column 田中晃二の道草湘南《犬の鼻、猫の舌》 逗子、小坪の夏祭り レトロ+リゾート 横須賀線の逗子駅へは東京から1時間足らずで行ける。電車を降りて、昔の雰囲気が残った駅舎の跨線橋を渡り、だだっ広いホームを改札口へ向かっていると … (2011.07.26) Gulliver 北フランスの旅 3 塔の上から眺める国境。 フランス最北、星形の堀と城壁に囲まれた、カリオンが鳴り響く中世の小さな街「ベルグ」、人気のない北の港町「ダンケルク」を巡る。北フランスの旅3部作、完結編。 (2011.07.04) Gulliver 田中晃二の道草湘南《犬の鼻、猫の舌》 北フランスの旅 2 野外彫刻が楽しいリール近代美術館。 フランス最北の街リールにある近代美術館には、アール・ブリュット(アウトサイダー・アート)のコレクションもあり、予期せずヘンリー・ダーガーの少女たちの絵と出会える … (2011.06.14) Column 田中晃二の道草湘南《犬の鼻、猫の舌》 プールが美術館に変身した。 TGVに乗って。 パリ北駅から1時間ちょい、信号機故障でちょっと遅れたが、席に落ち着く間もなくリール駅に到着する。ロンドンとブリュッセルとパリを結んだ三角形の真 … (2011.06.06) Column 田中晃二の道草湘南《犬の鼻、猫の舌》 5月のパリ。 時差ぼけと夏時間。 半年ぶりにパリへ来た。初めて羽田発の深夜便に乗って、映画も見ずにひたすら寝てたせいか、時差ぼけがいつもより楽だ。着いてすぐ、早くパリ時間に慣 … (2011.05.23) Column 田中晃二の道草湘南《犬の鼻、猫の舌》 恵比寿の昭和レトロ。 道に迷う醍醐味。 恵比寿は、坂の多い町だ。そのせいか道路が道なりに微妙に曲がっていて、近道しようとして裏道に入るとT字路に突き当たり、思わぬ方向へ出てしまうこと … (2011.05.02) Column 田中晃二の道草湘南《犬の鼻、猫の舌》 2011年、遅い春、東京の桜。 震災と桜。 東北を襲った地震から1カ月が過ぎた。意地悪くカレンダーでも見たように、容赦ない大きな余震が起きる。東北で被災された人たちの気持ちは、東京に住んで … (2011.04.13) Column 田中晃二の道草湘南《犬の鼻、猫の舌》 茨城のアンコウと、水戸のアート。 2月、節分も過ぎて東京は週末ごとに雪や雨の日が続く。これも春の兆しと思えば楽しい。久しぶりに朝から晴れた土曜日、北茨城の平潟港へアンコウを食べに行ってきた。この … (2011.03.04) Column 田中晃二の道草湘南《犬の鼻、猫の舌》 世田谷ボロ市の行列と肉まん。 納屋の中から拾ってきたような錆びた鋸、ペンチ、鋏。しゃがんで見るのがボロ市の醍醐味。 先月、久しぶりに世田谷のボロ市へ行ってきた。特に探し物があったわけではない … (2011.02.18) Column 田中晃二の道草湘南《犬の鼻、猫の舌》 恵比寿のアメリカ橋と映画館。 恵比寿のアメリカ橋。俗称だとばかり思っていたら、立派な標識があった。 恵比寿にアメリカ橋という名前の橋がある。下を流れるのは川ではなく、山手線の電車だ。橋の由来 … (2011.02.02) « 前ページへ