太古からミツバチは植物の花粉を交配し、地球上の生命を育んできました。人間もその恩恵を受けており、毎日の食卓を彩る野菜や果物など、私たちが口にしている食物の30％はミツバチによって受粉されています。しかし現在、ミツバチが大量に死んだり、失踪したりする現象が世界中で起きているのです。ミツバチはなぜ消えたのか？　スイスのイムホーフ監督はスイス、アメリカ、ドイツ、中国、オーストラリア、世界各地を旅して、その実情を取材。原因を探究、撮影技術を駆使してドキュメンタリー『みつばちの大地』を製作しました。

最新技術を駆使し、巣箱内の様子や飛行中に行われる女王蜂の交尾などミツバチの知られざる生態を明らかにするとともに、人間の活動が地球の多様な生命のみならず自らの存在もおびやかしている現実を描き出しています。それは鋭い文明批評でもあり、小さな「いのち」を通して、自然と人間の持続可能な関係を問いかけます。こちらの作品の試写会に10組20名様をご招待します。ふるってご応募ください。