メディア・パブ 話題のモバイルアプリ、気軽さが受けてSnapchatとVineが人気急上
(2013.02.13)
Snapchatは友達同士で写真を共有できるアプリである。最近、動画も共有できるようになった。特徴は写真や動画のスナップを見る時間が最大10秒に 制限されていることだ。あいさつ程度のスナップしか送れない。表示されたスナップはすぐに削除される。保存されないので、コンテンツをあまり気にしないで 気軽にスナップを送ることができのが、人気の鍵なのだろう。学生などの若い人中心に受けており、毎日6000万件以上の写真が送られているという。
いつまでもネット上に残る写真となると、送るときにやっぱり構えてしまう。でもすぐに消えてしまうなら、プライバシーなどのことや、少々変なスナップでも 気軽に送ってしまえるのだろう。Businessweekも、”Erasable You”できるSnapchatをおもしろく紹介している(”the Erasable Future of Social Media“)。これからは、写真や動画を残すために撮るとは限らないのかも。
もう一つのVineは、動画を共有するモバイルアプリだが、最大6秒のビデオクリップしか共有できない。ただし、Snapchatと違って動画は削除され ることなく保存される。6秒のシュートクリップなので、あまり質のことを気にしないで、気軽に共有できるのだろう。このアプリを開発したVine LabsをTwitterが買収しており、当然のことだがTwitterに投稿できるようになっている。
Twitterのように、手軽 に動画を配信できるので、ニュースメディアでもVineを使う例が出てきた。トルコ人ジャーナリストのTulin Daloglu氏が、今月(2013年2月)1日にトルコの首都・アンカラのアメリカ大使館前で起こった自爆テロの報道で、現場からVineで動画を数点配信した。
また昨日あたりから、米北東部で猛吹雪が襲いニューヨークなどが非常事態宣言を出しているが、Atlantic のサイトでは、市民からのVineでの動画投稿が紹介されていた。すでに以下のように、動画が投稿されていた。
(2013年02月10日)
参考
・A Growing App Lets You See It, Then You Don’t(NYTimes.com)
・Snapchat Raises $13.5M Series A Led By Benchmark, Now Sees 60M Snaps Sent Per Day(TechCrunch)
・Vine Is Ready for Its Citizen Journalism Close-Up(Atlantic Wire)