メディア・パブ ブラウザの世界シェア、
ChromeがIEを追い抜く。

(2012.05.24)


 

Webブラウザの世界シェアで、ついにマイクロソフトのIE( Internet Explorer)がトップの座を受け渡すことになったようだ。StatCounterの最新データによると、グーグルChromeの世界シェアが32.76%となり、31.94%のIEを抜き去っている。Windowsと抱き合わせを武器に IEがNetscape Navigatorを追い抜いたのは90年代後半だから、IEが世界トップのブラウザとして15年近くも君臨したことになる。

●代表的なブラウザの世界シェアの推移(2011年の20週目から2012年の20週目まで)。


ソース:StatCounter

だが日本国内ではIEが強く、StatCounterのデータでは今でも50%を越えており、FirefoxやChromeを大きく引き離して独走していることになっている。

●日本国内における代表的なブラウザのシェア推移(2011年の20週目から2012年の20週目まで)。


ソース:StatCounter

世界全体ではIEからChromeへとトップが入れ替わったが、Chromeが2位以下に甘んじている地域がまだまだ多い。北米では日本と同じくIEがトップに居座っている。また欧州やアフリカではFirefoxが首位に就いている。

●世界の州別のブラウザ・シェア。2012年20週目時点のシェアである。