メディア・パブ画像ベースのソーシャルメディア
TumblrとPinterestの勢い加速。

(2012.01.18)

今年のソーシャルメディアの台風の目は、TumblrとPinterestになりそうだ。

昨年から両サービスとも凄い勢いで成長して いたが、最後の12月にはユニークビジター数が一段と跳ね上がった。

12月のユニークビジター数が以下のグラフのように、Tumblrが前月比18%増の 1880万人に、Pinterestが前月比55%増の751万人となった。これは、TechCrunchに掲載されていたcomScoreのデータであるが、驚くばかりの増え方である。


(ソース:comScore、引用:TechCrunch)。線グラフに添えた数字の単位は100万人

どちらも画像をベースにしたソーシャルサービスである。ユーザーがネット上のお気に入り画像を拝借して貼り付ける場合が多い。Tumblrはその画像を 貼った簡易ブログであり、一方のPinterestは画像を貼り付けたピンナップボード(共有ボードと個人ボードがある)サービスである。サービス内の画 像(他人が貼った画像)を断りなしで再利用できるので、人気のある画像は一気に拡散するのも売りとなっている。また共に非常に手軽にコンテンツを作成でき るのが特徴であるが、画像がゆえに訴求力を発揮しやすい。このため、本来個人ユーザーの画像ブックマーク的なサービスであるが、最近は企業がマーケティン グツールとして利用し始めている。

Tumblrでは、今年の大統領選のソーシャルメディアとしてオバマ大統領陣営がTumblrアカウントを加えたことで話題になった。また昨年末にはコカコーラも公式にTumblrアカウントを立ち上げたが、さすがにコカコーラでデザインがクールである。

一方のPinterestもショッピングサイトによって一斉に使われ始めており、さらに女性雑誌やTV局、新聞なども試しに使い始めている。以下に女性ライフスタイル誌「Real Simple」と米国no.2誌(広告売上高)「 Better Homes and Gardens」のそれぞれの公式のPinteresボードを貼り付けておく。

(2012年01月15日)