メディア・パブ フェイスブック対ツイッター、
高速応答性はフェイスブックに軍配。
(2011.10.17)
ツイッターはリアルタイムが看板のソーシャル・ネット・サービス。だが、高速応答性と稼働率では、フェイスブックがツイッターを完全に凌いでいる。
SmartBear Softwareは、主要ソーシャル・ネットワーキング・サイトの応答時間(response time)と稼働率(availability)を定期的 に測定している。このほど2011年第3四半期(7月~9月)のデータが出てきたので、1年前のデータと共に紹介する。
まず応答時間で ある。2011年第3四半期においては、フェイスブックの応答時間が0.73秒で、ツイッターの2.73秒に比べ圧倒的に短い。フェイスブックのユーザー 数が5億人を超えた1年前の応答時間が1秒であったのが、ユーザー数が増え続けて8億人を突破した現時点において、さらに0.27秒も短くなり0.73秒 と1秒を割ったのだから立派である。ツイッターの応答時間も1年前の2.93秒から2.73秒へと短くなっているが、フェイスブックと比べると応答がまだ 遅い。ツイッターのアクティブユーザー数も増え続け、現在1億人を超えている。さらに、Twitter.comへのユニークビジター数は4億人にのぼると いう。でも実際にツイッターでつぶやこうとしても、トラフィックが集中する時間帯で待たされることが珍しくない。
(ソース: SmartBear Software)
次に稼働率である。フェイスブックは1年前の99.76%から99.96%とグンと稼働率を高めている。一方ツイッターは1年前の99.74%から99.86%と高まったが、フェイスブックとの差を広げられている。
本格的なクラウドコンピューティング時代に入ろうとしている現在、高速な応答時間と高い稼働率がますます強く要求される。実際、この1年間、上の代表的な SNSではユーザー数が急増する中で、応答時間を短縮し、稼働率をアップさせてきている。一方で激しい競争から離脱気味のMySapceでは、応答時間と 稼働率が悪化している。
(2011年10月15日)
参考
・Web Performance Benchmark: Facebook Still Fast, Availability Slips in Q3( SmartBear Blog)
・Facebook is fastest social network for second consecutive quarter( SmartBear Blog)
・Introducing the Social Leaderboard(Digital Quarters)
・Twitter touts growth, 100 million active users(CNET)