メディア・パブ米国大手企業ソーシャルメディアの
新規採用社数が減。

(2011.11.17)

フェイスブックやツイッターなどのソーシャルメディアは今まさに人気沸騰の状況だ。企業もそのソーシャルメディアを競って採用している、と吹き込まれていたのだが……。

ところが米国の大手企業におけるソーシャルメディアの新規採用社数が鈍ってきたという。爆発的に成長し続けているツイッターやフェイスブックでも、この1年間で採用数が頭打ちなっているというからやや意外である。University of Massachusetts at Dartmouthはが2011年のFortune 500(フルリストはこちら)を対象に、ツイッターやフェイスブック、ブログの採用状況を調査した結果によると、

・Fortune 500社のうち、ツイッターの公式アカウントを持つ企業は62%である。60%であった昨年(2010年)に比べ微増である。
・フェイスブックページを公式に持つ企業は58%で、これもほぼ1年前の56%に比べ微増となっている。
・一般向けの公式ブログを持つ企業の割合は、1年前と同じ23%である。

となっている。

見方を変えると、ソーシャルメディア先進国の米国では、採用すべき大手企業のほとんどが2年ころ前までに既に導入していたということであろう。これまで ソーシャルメディアを無視していた大手企業は、エネルギー資源関連などのB2B企業が多いはずだが、今後とももあまり採用しないのかもしれない。

ツイッターとフェイスブックについて、大手企業による採用現況を紹介する。

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Fortune 500社のうち308社がツイッターアカウントを持っていたが、代表的な業種別の採用企業数は次のようになる。

次は、フォロワー数の多いツイッターアカウントを持つ企業は次の通り。

代表的な業種別でフェイスブックの採用企業数は次の通り。1年前とほとんど変わらない。

フェイスブックの企業ページでファン数の多い企業は次の通り。 

(2011年11月17日)

 

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