メディア・パブ アプリ数とダウンロード数で
Google PlayがApple Storeに肉薄
(2012.10.01)
Google Playストアにおけるアンドロイド端末向けアプリのダウンロード数が250億を超えた。また同ストアで扱っているアプリ数は67万5000に達した。
Google Playストアのダウンロードもアプリ数も、宿敵のアップルストア(Apple Store)に肉薄している。Appleのダウンロード数 は、CEOのTim Cook氏が6月のApple’s Worldwide Developer Conferenceで300億件に届いたことを言及しているが、年内には両者は並ぶことになろう。
扱っているアプリ数は、Google Playストアがアップルストアにほぼ追い付いたようだ。
だが、有料アプリの売上高では、まだまだアップルストアが優位にあるようだ。OPA(Online Publishers Association)が公 表した米国のスマートフォンユーザーを対象にした調査結果でも、以下のようにiPhoneのコンテンツユーザーの70%が有料アプリを購入しているのに対 し、アンドロイドのコンテンツユーザーは34%しか有料アプリを利用していない(66%は無料アプリしか使っていない)。
ただ、スマートフォンの販売は米国でもまだ急成長期にあり、なかでもアンドロイドとiOSのシェアは拡大しており、それに応じて有料アプリ市場のシェア争いが激化している。
参考
・Google Play hits 25 billion downloads(Google Official Blog)
・A Portrait of Today’s Smartphone User (OPA)
・Tracking growth: the iTunes app store vs Google Play(InsideMobleApps)
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