メディア・パブ iPadアプリ“Evri”、関連コンテンツ添えるトピックス・アグリゲーター。

(2011.10.04)

Padなどのタブレット向けアプリとして、雑誌風レイアウトのニュース・アグリゲーターに注目が集まっている。Flipboard、Zite、Pulseなどが先行しているが、先週また、「Evri for iPad」と称する新顔が加わった。

Evriの特徴は、これまでのFlipboardなどのニュース・アグリゲーターと違って、トピックスをベースにしたコンテンツ・アグリゲーターであることだ。実際にはニュース性の高い旬のトピックが中心となっているが、ニュース性の薄いトピックもカバーしているようだ。またEvri社はセマンティックな 関連性のある情報を提供するエンジンを開発してきており、ユーザーが関心を示すと思われる関連コンテンツへのパスも用意している。

実際 にiPadアプリの「Envi for iPad」をダウンロードして試してみた。 最初に現れたページには、上段のカラータブに、Top News、US & World、 Entertainment、 Sports、Busioness、Technologyのカテゴリーが表示されたので、Business分野を選択した(モニターを縦にするとサブカテ ゴリーも表示される)。Business分野には、30種のトピックスが掲載されていた。“Antitrust Cases” や“Silicon Valley”のように、特定のニュースではなくて、トピックス的なキーワードが出てきている。ただし、Yahoo買収に動くと見ら れているアリババCEOの“Jack Ma”のように、最新ニュースに直結したトピックも取り上げていた。

ここで、トピック“Europian Economy”をクリックしてみると、そのトピックの代表的な記事と関連トピックスが現れる。次のページ以降には、過去3日間の記事が18本掲載されていた。


 

その中から、フリックして以下のReutersの記事を掲載されているページに辿りついた。ここでは、その記事の前部分が掲載されており、また関連トピッ クス3本も案内されていた(モニターを縦にすると、関連トピックスが6本現れる)。右上のREADボタンをクリックすると、Reutersの原文記事ペー ジに飛ぶ。SAVEボタンをクリックすると、「Instapaper」か「Read It Later」にブックマークでき、後でスマートフォンやデスク トップPCなどからでも読むことができる。案内されたトピックをクリックすれば、そのトピックページに飛ぶ。


 

次は、READボタンから飛んだReutersの記事ページである。左上のDoneボタンをクリックすれば、Evriに戻ることができる。


 

各トピックページのトップには、見出しの左にFollowマークが付いているが、ここをクリックすれば“NOW FOLLOWING”覧に常にそのトピッ クアイコンが表示される。いつもチェックしておきたいトピックは、“NOW FOLLOWING”に登録しておけば便利である。トピックスワードは、 TOPICS検索で探してからも登録できる。6つほど登録した例を以下に示す。


また自分のTwitterアカウントやFacebookアカウントとリンクすれば、パーソナライズした記事や、その記事に関連するトピックスが案内され る。Evriでは、1万5000以上のコンテンツ(ニュースなど)ソースを集め、トピックスに振り分けている。トピックスベースのコンテンツアグリゲー ターが、どれくらい使えるかどうか興味深い。しばらく試してみよう。

最後にデモビデオを。
(2011年10月3日)

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