メディア・パブ 世界の音楽売上、
1998年以降初めてプラス成長に
(2013.03.04)
90年代後半から下げ止まらなかった世界の音楽売上が、2012年に久しぶりにプラス成長を示した。
The International Federation of the Phonographic Industry(IFPI)によると、2012年のデジタル音楽の売上高の増加分が、CDやLPのパッケージ(フィジカル)音楽の売上高の減少分を上回り、世界の音楽売上全体が久しぶりにプラスに転じた。音楽産業の収益の柱であったCD売上高が下落し始めるのに合わせて、世界の音楽売上は1998年以 降、マイナス成長が続いていた。
昨年のデジタル音楽の売上は56億ドルに対し、フィジカル音楽は94億ドルであった。デジタル音楽の成長に貢献している最近のサービスは、Spotify のようなサブスクリプション方式(期間固定料金でストリーム音楽を聴き放題)で、昨年はサブスクリプション方式サービスの売上高が44%も増えた。 (2013年02月27日)
参考
・IFPI publishes Digital Music Report 2013(IFPI)
・The music industry grew last year for the first time since 1998(Quarts)