メディア・パブ 米国のモバイル広告予測、
ツイッターがフェイスブックを打倒。

(2012.09.09)


 

今年の米モバイル広告売上で、フェイスブックはツイッターに負かされそうだ。

eMarketerが発表した最新予測では、ツイッターの米国でのモバイル広告売上高が今年1億2970万ドルとなり、フェイスブックの7270万ドルを大きく上回る。

フェイスブックの株価が低迷している要因の一つが、広告売上が期待したような高成長を継続できていないからだ。その背景として、フェイスブックではPC向け広告に注力していたため、モバイル広告の立ち上がりが出遅れていることがある。上のモバイル広告売上高の予測でも、フェイスブックがツイッターやパンドラ(米国のネットラジオ)を追い抜くのは来年に入ってからである。

モバイル広告でも、大半がディスプレイ広告かサーチ広告である。フェイスブックではディスプレイ広告が中心となる。そのモバイルディスプレイ広告売上高の米国でのシェアでも、フェイスブックは今年はまだ6.6%しか占めていない。でも2013年には19.5%と跳ね上がり、モバイルディスプレイ広告分野ではグーグルを追い抜くと予測されている。

米国のモバイル広告で、サーチ広告費やディスプレイ広告費の予測推移は次のようになる。

サーチ広告市場を押さえているグーグルが、モバイル広告分野でも王者を維持するということか。