日本人は本をあまり読まない
国民になっているのか

(2013.07.06)

1週間当たり読書に費やする平均時間。インド人が10時間42分、タイ人が9時間24分、中国人が8時間、フィリピン人が7時間36分、エジプト人が7時間30分……。それに比べ日本人は4時間6分と少い。これは、NOP Worldが世界3万人(31か国)を対象に調査した「World Culture Score Index」の結果である。


(図のソース: Russia Beyond The Headlines

日本には刺激っぽいメディアサービスに溢れているから、本なんか読んでいられないのかな。本屋に行けば、目立つ場所には自己啓発書とかコミックが平積みされており、さっと読める本が幅を利かしている。電車の中でも、数年前までは本を読む乗客を見かけたが、いまではスマホでゲームを興じたり、メールやチャットでやり取りする人がほとんどだ。本の世界でも、日本は特異なメディア環境にあるのかな。

今年のWorld Culture Score Indexでも31か国を対象に、テレビ、ラジオ、コンピューター/インターネットの週間接触時間を調べた。コンピューター/インターネットの利用時間には仕事用途を省いているが、それにしても日本人の利用時間が少なすぎるのは、接触端末としてスマホなどのケータイを含んでいないためか。


(ソース:World Culture Score Index)

参考
・NOP World Culture Score(TM) Index Examines Global Media Habits… Uncovers Who’s Tuning In, Logging On and Hitting the Books(プレスリリース)
・Hours spent reading books around the world(LATimes)

メディア・パブ