メディア・パブフェイスブック、
第1四半期売上高が前期比6%減に。

(2012.04.26)


 

米フェイスブックの最新データが明らかになった。米証券取引委員会に提出しているIPO申請の修正報告書によると、全世界のユーザー数が9億人を突破し、2012年1~3月期の売上高が10億5800万ドルで前年同期比45%増と順調に伸び続けている。

ところがちょっとばかり気になる動きも。以下の表から、12年第1四半期の売上高が前期(11年第4四半期)に比べ6%減となっている。マイナス成長となったのは季節要因であるのは確かだが、これまで一本調子で伸び続けていたのが初めて足踏みしたことになる。広告売上高が9億4300万ドルから8億7200万ドルに減ったのが大きく響いた。また12年第1四半期の純利益は2億0500ドルで、前年同期(12年第1四半期)の2億3330万ドルに比べ12%減となった(11年第4四半期の純利益は3億200万ドル)。開発費や販管費が増えたためであるが、これからは知的財産関連の経費も増えそう。昨日(23日)も同社は、マイクロソフトから数百件の特許を5億5000万ドルで取得すると発表したばかりだ。

以下に、今回の修正報告書の中で見かけたグラフを掲載する。最初はMAU(Monthly Active Users)の推移とDAU(Daily Active Users)の推移である(T単位は100万人)。

次は売上高(広告売上高と決済・有料課金売上高)の推移(単位は100万ドル)。ARPU(ユーザー1人の月間売上高:単位はドル)も示されている。

最後は、モバイルのMAUである。モバイルユーザーが着実に増え続けている。