もし就活学生がマーケティングを勉強したら73Q&A編 あと半年で卒業なのに、内定ゼロ。でも、やる気が起きません。

(2013.11.04)
Q:あと半年で卒業なのに、内定ゼロ。でも、やる気が起きません。(大学4年生・男子)

A:アドバイザーを見つけて、一緒に進めていこう!

ここでのアドバイザーとは、友達や親ではなく、動き方も含めて具体的にアドバイスしてくれる「就活のプロ」のことです。大学に、就活をサポートしてくれるところはありませんか?どこにあるか調べて、ぜひ一度相談に行ってみてください。

内定は、行動しないと絶対に手に入れることはできません。求人を見つけて、履歴書を書いて送って、面接に行く。きっと今は、それを考えるだけで億劫で、なかなか動き出せないんですよね。そんなときこそ、誰かの力を借りるべきです。ひとつひとつのステップを踏めるように、「次は何をいつまでにやる」など、具体的に助言してもらいましょう。動き始めると、やる気は自然に湧いてくるものですよ。

Q:第一志望の企業に落ちてしまいました。就職浪人しようか迷っています。(大学4年生・女子)

A:他に興味を持てそうな企業を見つける努力をしよう!

来年その第一志望の企業に再チャレンジし、内定を勝ち取れる確率は一体どれくらいか、ちょっと考えてみましょう。来年になると、必ず面接で「浪人期間はなにをしていたの?」という難題が、突きつけられます。そして、生半可な答えでは、企業は納得してくれません。今年より、さらにハードルが上がることは確実。そう考えると、就職浪人はあまりにリスクが高い選択というのがわかります。
特定の企業に向けて一直線!というタイプの学生は、思い込みが強く、視野が狭くなりがちです。やりがいを持って働ける企業は、決してひとつでは無いはず。あらためて自己分析をして、自分がやりたいことを整理しましょう。視野を広げてみたら、きっと魅力的な企業に出会えるはずです。
Q:あと1ヶ月で就活が始まります。今は何をすればいいですか?(大学3年生・男子)
A:自分を知ることから始めよう!

12月から企業の採用活動が解禁になり、説明会が始まります。その時点で、どの業界・職種を狙っていくのか、ある程度絞り込めていないと、無数にある企業情報の海に溺れてしまうことになります。志望業界・職種を決めるためには、まず、自分はどんな人間か、将来仕事を通じて何をしたいか、などを明確にすることが欠かせません。それを就活用語で「自己分析」と言います。今のような準備期間に自己分析をきちんとしておくと、12月からの説明会で効率よく情報収集ができ、さらにその後のエントリーシート作成や面接に余裕をもって臨むことができます。自分自身のことについて深く考え、ノートにまとめていきましょう。そうすれば、どの業界・職種を目指せばよいか、だんだんと見えてきますよ。

Q:特にアピールできることがありません。どうしたらいいですか?(大学3年生・女子)

A:アピールできることは、必ずあります!

何もやってこなかった、アピールすることが無い、と相談に来る学生は、「なにか飛び抜けた実績がないとアピールにならない」と思い込んでいるケースが多いです。でも、それは間違い。企業はアピール内容の華やかさで、採用を判断するわけではありません。例え地味なエピソードしかなくても、入社後にしっかり働いてくれそうだと思ってもらえれば、合格なのです。真面目さ、誠実さ、粘り強さ、行動力など、企業が求める要素をアピールするのに、必ずしも派手な経歴は必要ありません。これまでの学校生活やアルバイトなどの日常を振り返り、その中から仕事に活きそうな自分の強みを探してみてください。「何かあるはず」と、自信を持って探すと必ず見つかります。周りの人に、聞いてみるのもひとつの方法ですよ。


樹: ウーン、来年まで何をしよう……
環: ……

イラスト / たかはし たまき