もし就活学生がマーケティングを勉強したら 54Q&A編 内定がもらえなくて、
そろそろ焦ってきました…….。

(2013.06.19)

Q:内定がもらえなくて、そろそろ焦ってきました……。(大学4年生・男子)

A:周りの友達が次々と内定していく様子をみていると、自分だけ取り残された気持ちになるのも無理はありません。でも、実は今の時期、全国的にみると、内定を得ている学生は就職希望者のまだ約半分。焦る必要はありません。夏になっても、採用活動を続けている優良企業は山ほどあります。このタイミングで一度、自分自身のこれまでの企業へのアプローチや言動を振り返り、課題を洗い出してみましょう。大学のキャリアセンターのスタッフと一緒に振り返るのも効果的です。そして、就職活動を再びスタートさせると、きっと順調に進んでいくはずです。粘り強く活動した学生は、毎年よい結果を出していますよ!

Q:今から志望業種や職種を変更しても大丈夫でしょうか。(大学4年生・女子)
A:なかなか就職活動がうまくいかない場合に、あらためて応募する業種や職種を見直してみるのはよいことです。企業は、応募書類や面接の内容から、仕事への「適性」を厳しくチェックします。そして、スキルや性格をふまえて「向いていない」と判断した場合は不合格にします。就職活動が滞ってしまう原因は、もしかしたら、現在志望している業種や職種に「向いていない」と判断されているのかもしれません。就職してからの長い年月を、社会に貢献しながら活き活きと過ごすためにも、自分に「向いている」仕事は何か、今一度考え直してみるとよいでしょう。見直すことで、すんなり就職先を決める人も多いですよ!

Q:インターンシップって参加した方がいいんですか。(大学3年生・男子)

A:普段、企業との接点がない学生にとって、インターンシップへの参加は社会について知る大きなチャンスです。アルバイトやサークルなどの課外活動、また研究活動などで、普段から企業との接点がある学生は、それだけでも十分かもしれませんが、そうでない場合は積極的に参加するとよいでしょう。最終的に目指す業種・職種でなくても「仕事の現場」を自分の目で見て体感すること、社会人と話をすることにはとても意味があります。仕事とはなにか、リアルにイメージできているかどうかは、就職活動の結果にも関わってきます。自分自身の成長のためにも、興味を持ったインターンシップがあれば、ぜひ応募してみましょう!

Q:第一希望は食品メーカーの開発職、それ以外は考えられません。(大学3年生・女子)

A:この時期に、やりたいことが明確になっているのは素晴らしいことです。しかしその一方で、早い段階から視野を狭めてしまうことは、あまりよくありません。まだ大学3年生ですから、社会や仕事について知らないことがたくさんあるはずです。夏から秋頃までは、視野を広げた方がよいでしょう。最終的に食品メーカーの開発職を目指すとしても、その他の業種や職種について幅広く学び、それぞれがどのように関係し合っているかを知っておいた方が、採用試験で臨機応変に対応でき、評価が高くなります。視野を広げてみたら、他に魅力的な仕事や、自分に向いていそうな仕事が見つかった、ということも十分にあり得ますよ!


「樹クン、どうしましたか?」こんな症状が出たらキャリアセンターに行ってみましょう。

イラスト / たかはし たまき