もし就活学生がマーケティングを勉強したら89Q&A編  入社を希望する理由
志望動機が書けません……。

(2014.03.10)

Q:志望動機が書けません……。(大学3年生・男子)

A:すぐに自己分析をやり直しましょう!

志望動機が書けないという悩みは、よくある相談ベスト3に入ります。でも、冷静に考えてみると、志望動機が書けないということは、「入社したい企業があるけれど、なぜ入社したいのかわからない」ということ。ちょっとおかしくありませんか? 入社を希望する理由(=志望動機)は、企業が最も重要視するポイント。想いが込められていて、さらに説得力のある内容でなければいけません。「なぜ入社したいのか」今一度自分に問いかけてみてください。何をしたいのか。なぜそれをしたいのか。なぜその企業でそれをしたいのか。これらの質問に答えていくことは、自己分析の一環です。自己分析がしっかりできていると、自然と志望動機が書けるようになりますよ!

Q:女性が働きやすい会社の見分け方ってありますか?(大学3年生・女子)

A:30代半ばの女性社員に注目してみましょう。

女性社員の数、女性役員の数、各種制度の整備など、女性の働きやすさの目安とされる指標はたくさんあります。ところで、あなたにとっての「働きやすさ」とは、何でしょう?同じ女性でも、子育てと両立しながらゆっくりマイペースで働くこと、子供がいても出産前と変わらず海外出張を任されることなど、「働きやすい」と感じる環境は人それぞれ異なると思います。まずは、自分なりの「働きやすさ」のイメージを明確にしましょう。その上で、興味がある企業の、30代半ばの女性社員の働き方をOG訪問などでリサーチしてみることをおすすめします。節目を迎える年齢の女性たちの働き方をみて、自分の目標となり得るかどうか、考えてみましょう。

Q:お菓子が大好き!というのは製菓メーカーの志望動機になりますか? (大学3年生・女子)

A:「商品が好きだから」というのは、志望動機として不十分です。

志望動機に「貴社の商品が好きです」と書く学生は本当に多いです。好きであること自体は特に問題ないのですが、それが主たる志望動機になってしまっているのは、よくありません。なぜならば、その商品が「好き」というのは、あくまで、消費者としてその商品を気に入っているということに過ぎないからです。それでは、企業に入社したい理由にはなっていません。「消費者として好きなのであれば、そのまま消費者でいてくれればいい」と企業側は思うでしょう。消費者としての視点を180度変えて、モノやサービスを提供する側にたってみて、なぜその企業に就職したいのかを考える必要があります。その企業が世の中にどのような形で貢献しているかについて知り、その上でなぜ就職したいと思うのか考えてみましょう。

Q:アルバイトやサークルの話は面接官が聞き飽きているって本当ですか? (大学3年生・男子)

A:アルバイトやサークルでの活動内容によります。

就活では、学業以外の課外活動について聞かれることがたくさんあります。そこで、アルバイトとサークルの話をしてはいけない、となってしまうと、途方に暮れる学生がたくさん出てくるでしょう。当然、そんなことはありません。実際に、就活がうまくいった学生の多くが、アルバイトかサークルの話をしています。大切なのは、活動の中身。表面的な、「あれをした、これをした」という行動だけではなく、その行動の背景にある「考え方」がとても重要なポイントになります。これらをきちんと伝えることができれば、一見ありきたりなエピソードでも、必ず個性が出ていて、評価に繋がります。反対に、行動の羅列になっていると、たとえ肩書きが凄くても、聞く側にとっては、かわりばえのない話になってしまうので要注意です!


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イラスト / たかはし たまき