もし就活学生がマーケティングを勉強したら 42Q&A編 エントリーシートが
通りません。

(2013.04.01)

Q:エントリーシートが通りません。(大学4年生・男子)

A:この時期になると、自力でエントリーシートを書いていた学生の一部が、このような状況に陥ります。もちろん、特に大手の場合、エントリーシートの倍率はかなりのもので、通過率100%なんてことはどんなに優秀な人でもありません。しかし、ほとんど落ちてしまう、というのは考えもの。なにか問題があると考え、あらためて見直してみることをお勧めします。質問に的確に答えていますか?手書きの場合、ていねいに書けていますか?このような基本に立ち返ってみましょう。また、機会を見つけて一度、先生やキャリアセンタースタッフ、家族など、身近な社会人に読んでもらうといいです。それで、飛躍的に内容の良くなる学生がたくさんいます!

Q:とりあえず、内定がひとつ欲しいんですが……。(大学4年生・男子)

A:就職活動が始まってしばらく経ち、周りの友達に内定が出始めたりすると、焦って「どこでもいいからとにかくひとつ内定が欲しい!」と言い出す学生がいます。実はこれ、とても危険な傾向。本気で働く場を求めているのではなく、ただ内定が欲しいのだということは、企業の人にすぐ伝わってしまいます。相手は人を見るプロですから、いくら本気のふりをしても、選考の過程で見破られるのです。焦る気持ちもよくわかりますが、内定時期の早さなんて、就職活動の成否には全く関係ありません。自分を信じて、じっくり取り組みましょう!

Q:面接でどうしても緊張してしまいます。(大学4年生・女子)

A:4月以降、「面接で緊張してしまう」という相談が増えます。そして、このような相談をしてくる学生は、緊張=(イコール)マイナス評価である、と思い込んでいるケースがほとんどです。しかし、この認識は少し間違っています。本気だからこそ、ある程度緊張するのは当たり前。そこで、緊張している自分自身に戸惑い、焦り、頭真っ白……と、負のスパイラルに入ってしまうから、問題なのです。面接担当者は、どんなに緊張していようと、きちんと自分の意見を伝えることができれば評価してくれます。今度から、「緊張してもいい!」と自分に言い聞かせてみましょう。そう思うことで、負のスパイラルから免れますよ!

Q:一人で就職活動していると、気が滅入りそうです……。(大学4年生・女子)

A:本格的に動き出すと、就職活動中はどうしても一人ぼっちになってしまいます。そもそも、どこを受けるか、合否はどうだったかなんて、友達と逐一報告し合うことではありません。これまで一緒に自己分析をやっていた仲間たちとも、徐々に疎遠になっていくものです。このように孤独な状態で、自分の進路に迷いを感じ始めたり、企業から不採用の通知が立て続けに届いたりしたら……気が滅入ることもあるでしょう。そんな時に、ぜひ活用して欲しいのが、大学のキャリアセンターです。専門的な視点から的確なアドバイスをくれる応援団がいると、自信を持って、前向きに活動できます。ぜひ、足を運んでみてください!


キャリアセンターにて。
ピットクルーA:健康、よし!
ピットクルーB:ファッション、よし!
ピットクルーC:エントリーシート、よし!
ピットクルーD:模擬面接、よし!
樹: よーし! 行くぞー!
イラスト / たかはし たまき