もし就活学生がマーケティングを勉強したら 9 Q&A篇 就活において、学歴って関係ありますか?

(2012.08.06)

Q:就活において、学歴って関係ありますか? (大学3年生・男子)

A:学歴(出身大学)で人物を判断する企業は、どんどん減っています。大企業でも、先入観をなくすために、面接官には学歴を伏せたエントリーシートを渡す、というところが増えています。しかし、ひとつ頭に置いておいて欲しいのは、「学歴」は関係ないけど、「学力」は関係あるということ。「学力」とは、文章読解力、計算力、英語力など、仕事をする上で欠かせない基礎的な能力のことです。ほとんどの企業は、この能力を測るための筆記・WEB試験(SPI2など)を行い、一定のライン以上の学生に対して面接を行います。それさえパスすれば、あとは人物勝負。自信が無い場合は、早いうちに対策しましょう!

Q:文系と理系って、どちらが有利ですか? (大学3年生・女子)

A:結論から言うと、「どちらが有利」ということはありません。理系のみしかチャレンジできない一部の職種(設計職や研究職)を除けば、文系にも理系にも同様にチャンスがあり、同じ土俵で採用試験に臨むことになります。
仕事では、「数字を読む力」「書く力」など、文理関係なく総合的な能力が求められます。そのため、「数字に強い文系」や、「文章力のある理系」など、能力的にバランスの取れた人が高く評価されます。文系の人は理系の要素を、理系の人は文系の要素を意識して身に付けるようにしておくと、就活のときに差をつけることができますよ!

Q:インターンシップのエントリーシートが書けません……。(大学3年生・男子)

A:インターンシップに限らず、就活でエントリーシートを作成する際に、必ず押さえて欲しいポイントがあります。それは、「企業側の質問内容を十分に理解すること」。なにを期待しているのか、質問の意図はなにかを十分に考え、相手が聞きたいことに対して、ピンポイントで答えることが最重要事項なのです。当たり前のようで、ここを外している学生があまりに多いのが現状です。ポイントがずれた回答は、マイナス評価に繋がるので要注意!そして、文を書くときは「結論から」を心がけましょう。まず、質問に対する回答を一文目で簡潔に述べます。続けて、理由や具体例を書くと、読みやすくなりますよ!

Q:今からできる、面接対策ってありますか? (大学3年生・女子)

A:面接は、大きく分けて「話の内容」と「全体的な印象」の2点が評価ポイントになります。今回は、「全体的な印象」を左右する「話し方」について、今からできるおすすめの対策法を紹介します。面接では、友達や親に対する話し方とは違い、ハキハキと感じよく、丁寧な「大人の話し方」をすることが求められます。そんな「大人の話し方」を学ぶ、手軽で、かつ効果的な方法が、テレビ局のアナウンサーの話し方を真似すること。ニュース番組やバラエティー番組で、司会をしている時の自然な話し方に、ぜひ注目してみましょう。受け答え、言葉遣い、声のトーン、表情など、全て参考になりますよ!


環:数学は高校までじゃなかったの? 私、数学、大嫌いっ!!

イラスト / たかはし たまき