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| 『AFTER THE ANT FIGHT』のジャケットに使われた刺繍。 |
音楽だけではないレイチェルの魅力。
アートスクールでテキスタイルを学んだ彼女は、音楽活動と並行してハンドメイド・ブランド「MAGPIE」を立ち上げ、テキスタイル作品の制作/ワークショップも実施しています。ここでも動物や虫をモチーフに、まるでペンで絵を書くように、下絵も付けずにミシンで一筆書きする!という驚きのテクニックを披露。出来上がったその作品は、何とも言えない独自の味わいと風合いがあり、ガサツな男(私)でさえも思わず「かわいい!」と口走ってしまうほど。多くの作品が彼女のCDのアートワークとしても登場しています。
また、手作り感覚に溢れながらも信じられないくらい美しい(The Wiresのビデオは必見です!)プロモーション・ビデオクリップや、CDやレコードのジャケットを飾る、これまた何とも不思議な味わいのイラストの数々も一筋縄ではいかない魅力を発しています。
このように彼女にとっては単に音楽だけではなく、自身のライフスタイルにまつわるもの全てが、自然にアートへと昇華されているようです。自然に寄り添い、自然と共に生きる。そんな彼女のライフスタイルが透けて見える作品の数々も必見なのは言うまでもありません。
今回のライブの見どころ。
今回彼女は旦那様でマルチミュージシャンでもあるIchiさん、そしてブリストルの同胞でもあるロジー・プレインと共に「The Triangle Tour 2011」と銘打って日本全国をツアーすることになりました。京都、神戸、姫路、広島、東京、名古屋、大阪の7都市全8公演です。
実は名古屋の老舗パンクバンドのメンバーでもあるレイチェルの旦那様Ichiさん。世界の音楽の隙間に存在する微妙なズレや違和感を、洒脱なセンスでもって軽妙に料理してしまう極上の冗談音楽は、まるで「ひとりぶらり世界音楽旅行」とでも言えるような楽しさ。一瞬にしてみんなを笑顔にしてしまう彼を、人は「名古屋の宝」と呼ぶのでした。そしてあのデヴェンドラ・ヴァンハートとの共演経験もあるロジー・プレイン。レイチェルともひと味違った、アコースティックで初々しい歌声を聞かせてくれます。
とにかく三者三様の魅力に溢れた今回のライブ。正直なところ名前も知らない……といった方々が大半だと思います。でも実はこんなにも身近なところに、世界的な有名アーティストにだって一歩も引けをとらない凄い人たちがいることを知ってもらえれば、ちょっぴり日々の暮らしがウキウキしてくるのではないでしょうか? 見終わったころには、ほっこりと幸せな気分になっていることは間違いないライブを、ぜひあなたの町で体感してください。
Rachael Dadd + Rozi Plain + Ichi Triangle Tour Japan 2011
2/05 京都 Café Yugue
2/06 神戸 旧グッゲンハイム邸
2/07 姫路 ハルモニア
2/11 広島 横川シネマ
2/15 東京 吉祥寺 キチム
2/17 東京 渋谷 bar cacoi
2/19 名古屋 K.D Japon
2/20 大阪 グラフフード
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| 今回、ブリストルから来日するRozi Plain(ロジー・プレイン)。2008年デビューアルバム『Inside Over Here』をリリース。セカンドアルバム『Needs Water Records』を近日発表の予定。 |
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| Ichi。スティールパン、木琴、鉄琴、トランペット、メロディカ、風船、タイプライター、自作楽器などを一人で自在に演奏する。近年、イギリスを中心にヨーロッパをツアーで訪れ、グラストンベリーフェスティバルに出演。2010年11月『memo』をリリースしたばかり。 |
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| 2009年、The HandとIchiさんのヨーロッパ公演のフライヤーのための作品。 |
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| レイチェル・ダッドのハンドメイドによる10インチEP『モス・イン・ザ・モーター』(brokensound/UK London)この作品の世界に1枚だけのオリジナル・ジャケットを作ってみませんか?というプロジェクトもありました。 |