2014年11月30日(日)『FESTIVIN2014』開催ヴァン・ナチュールのお祭り「フェスティヴァン」へのお誘い。

(2014.10.23)

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FESTIVINってなに?

11月の風物詩と呼ばれているヴァン・ナチュールのお祭り『FESTIVIN2014』 が、11月30日(日)に開催のはこびとなりました。

FESTIVINは「ワインはウンチクでなく、心で楽しむもの」との願いをこめて、フェスティヴァルとヴァン(フランス語でワイン)を掛け合わせてできた造語で、FESTIVINの創立スタッフであるワイン輸入会社ラシーヌの塚原正章が名付け親です。

そもそもFESTIVINが生まれるきっかけとなったのは、2010年1月、ワインバー『祥瑞』店主の勝山晋作の誕生日に、インポーター、レストラン、ワインバー、クリエーターなどの仲間たちが集まって盛り上がったときのこと。この楽しみをもっと多くの人たちと分かち合いたいという思いがふくらみ、「試飲会でなく、ワインのお祭りを企画しよう」というアイディアが生まれました。

ワインは、300種類以上自由に楽しめて、ワインバーやレストランがこの日のために用意した特別メニューの屋台が軒を連ねる様子はまさにお祭り。会を重ねるごとにライブミュージックのバリエーションも広がり、ハワイアンダンス、手回しオルゴールのアーティストが会場を賑わせたこともありました。

来場者数も着実に増えて、2012年には2200人! 2013年は会場の都合で開催できなかったため、みなさまからのご要望にお応えして、2014年の3月にミニFESTIVIN、11月に本編開催となりました。

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ヴァン・ナチュールの楽しみとは?

「ワインは難しい」という声をよく聞きますが、FESTIVINが伝えたいのは、ウンチクではなく、ワイン生産者たちの個性です。これが驚くほど違って面白いのです。

というのもヴァン・ナチュールは、畑仕事でも、セラーワーク(醸造)でも、葡萄そのものの力を信じ、できるかぎり化学の力や人の介在に頼らず、昔ながらのシンプルな工程で造られます。

ヴァン・ナチュールはいわば手仕事のクラフツです。ボトルのなかには、彼らの一年の仕事とワイン哲学が詰まっています。パッケージまで含めて彼らの作品で、とくにラベルには、ワインへの思いが綴られているので、ジャケ買いもオススメ。ラベルのセンスの合わない人のワインは、味も合わないことも多いですから。

ときには欠陥臭をもつワインも中にはあります。でも、そもそもヴァン・ナチュールは生きものなので、開けてからもどんどん変化し、数日後にはえもいわれぬ素敵なものに変貌することもよくあります。また、若いうちはファンキーなワインでも、葡萄の力があれば、欠点を乗り越えて魅力的なワインになることもしばしば。自然においしいワインを造るのは、酸化、劣化と紙一重の本当に難しいことです。それを成し遂げたワインのすばらしさは、筆舌に尽くしがたいものがあります。みなさんの心にも響くのではないでしょうか。    

ヴァン・ナチュールはアルコール飲料に留まらない、たとえば素晴らしい映画や音楽、小説みたいに、心を揺さぶる体験をもたらしてくれるものだとFESTIVINは考えます。

そんな魅力にはまった人たちがどんどん拡大し、ヴァン・ナチュールを扱うお店が増えてきましたね。メディアでの注目度もメキメキ上昇中。手前味噌で恐縮ですが、2013年暮れには、FESTIVINが編者となった書籍『ヴァン・ナチュール 自然なワインがおいしい理由』(中濱潤子著・誠文堂新光社)が発売されました。ぜひFESTIVINのガイドブックとしてお使いくださいませ。

  
  
 
さて今年のみどころは?

今年は、前代未聞といってもよいほど、大勢の生産者が遊びに来てくれます。フランスからは、ロワール東部サンセールのセバスチャン・リフォー。まろやかで厚みのあるワインは、「これがソーヴィニヨン・ブラン?」と驚くこと必至です。

イタリアからは、インポーター、ヴィナイオータの大イベント『ヴィナイオッティマーナ』に参加する12人の生産者が、第1部、第2部入れ替え制で全員FESTIVINに登場。ピエモンテ州からはバルベーラの真骨頂を体感できるトリンケーロの当主エツィオ、ヴェネト州からは、「大人のカルピスソーダ」の異名をもつ、飲みやすいのに味わい深いプロセッコ(スパークリング)の名手、カーサ・コステ・ピアーネの当主の長男ラッファーレ。フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州からは、地葡萄ヴィトフスカから、とてつもない複雑味と繊細さを併せ持つワインを生み出すパオロ・ヴォドピーヴェッツなど。

さらに、8,000年前にさかのぼるワイン発祥の地、クヴェヴリという陶器の発酵容器で造る温故知新のワインが、いま世界中で注目を集めるジョージア(グルジア改め)からも、クヴェヴリ・ワイン協会代表のラマズ・ニコラゼほか8人が来日します。また、タケダワイナリー(山形)の岸平典子さんを筆頭に、日本の生産者たちも駆けつけてくれる予定です。

さらに、これまではヨーロッパの生産者を中心に紹介してきましたが、今回は、10月に来日したルーシー・マルゴなどのオーストリア勢のワインもそろえています。

  • ジョージア・カヘティのフェザン・ティアーズのジョン・ヴァーダマン(NONNA& SIDHI)
    ジョージア・カヘティのフェザン・ティアーズのジョン・ヴァーダマン(NONNA& SIDHI)
  • ジョージア・イメレティのラマズ・ニコラゼ(Racines)
    ジョージア・イメレティのラマズ・ニコラゼ(Racines)
  • フランス・ロワールのセバスチャン・リフォー(Diony)
    フランス・ロワールのセバスチャン・リフォー(Diony)
  • イタリア・トスカーナのサンタ・マリア(Vinai Ota)
    イタリア・トスカーナのサンタ・マリア(Vinai Ota)
  • ジョージア・カヘティアワー・ワインのソリコ・サイシュヴィリ(NONNA& SIDHI)
    ジョージア・カヘティアワー・ワインのソリコ・サイシュヴィリ(NONNA& SIDHI)
  • ジョージア・グリアのズラブ・トプリゼ(Racines)
    ジョージア・グリアのズラブ・トプリゼ(Racines)
  • イタリア・トスカーナのパーチナ(Vinai Ota)
    イタリア・トスカーナのパーチナ(Vinai Ota)

さらに、音楽部門は、ラテンから昭和歌謡まで、魅惑のムード音楽を演奏する集団「ブラックベルベッツ」、音楽とダンスでハワイの空気に誘う「サンディー プリゼンツ テヒバ ヌイ ノ マヌメレ」など。

レストラン、ワインバーも人気店がこぞって参加してくれます。まずはフレンチとイタリアンの精鋭チームによるトラットリアFESTIVIN(1部)とビストロFESTIVIN(2部)*完全入れ替え制。

注目店としては、初登場・千駄木の焼き鳥とヴァン・ナチュールの『今井』の鳥しゃぶ。愛知・一宮『ゴッチャポント』の自由なまたぎバーガー。前回、FESTIVIN至上もっとも長い行列となった『サルメリア69』は、岐阜の『生ハム工房ボンダボン』と生ハム対決を。全国で展開する満月ワインバーは全員集合! さらに伝説のシゲ・ツボコンビ(シェフ茂野真・京都le14e×ギャルソン坪田泰弘・代々木上原ル・キャバレ)が一日だけ復活します。
*上記メニューは変更する場合もあります。

情報は決まり次第、Facebookにアップしますので、ぜひチェックしてくださいませ。

FESTIVINは、第1部のチケット(3組6名)をプレゼントいたします。みなさん、当日恵比寿で一緒に盛り上がりましょう。

→「フェスティヴァン」3組6名ご招待に応募する。

FESTIVIN2014
日時:2014年11月30日(日)第1部12:00〜15:30/第2部16:30〜20:00
会場:EBIS303(東京都渋谷区恵比寿1−20−8 3F)
料金:第1部、第2部とも前売り券7,000円、当日券8,000円(グラス1脚、グラスホルダー付き)会場での食事は別料金
問い合わせ:FESTIVIN事務局 ☎03−5771−8374 info@festivin.com