チョコレートLOVERSのための、
隠しスパイス。
(2011.04.08)
2回続いて、チョコレートのお話です。でも、チョコレートLOVERSな人って、結構多いと思うのです。コーヒー、お茶、お酒にもマリアージュしてしまう魅惑のチョコレート。そんなチョコレートLOVERSのために、とっておきの隠し味をご紹介。
今回作ったのは、スパイスチョコレートケーキ。チョコレートに、カルダモン、シナモン、ナツメグ、ジンジャーパウダーをたっぷり混ぜて焼いたもの。パリでは、スパイス類(香辛料)を「エピス」と言ってよくお菓子にも料理にも使います。例えば、スパイス入りパンとして有名なパン・デピス、キッシュ・ロレーヌやキッシュ・プロバンサルといった地方のキッシュでも、ナツメグ、クローブ、アニス、ジンジャー、シナモンなどを使います。
今回作ったスパイスチョコレートケーキは、ビターチョコレートにスパイスを合わせたもの。スパイスが加わるので、ビター過ぎずにさっぱりと、そしてひとくちひとくちが味わい豊かなケーキになります。
スパイスは、お好みに合わせて選んでもいいし、分量を調整してもいいです。私はシナモンが好きなので、シナモンをたっぷり入れます。この他にも、チョコレートとキャラメル、シナモン、ナツメグの組み合わせ、チョコレートとピスターチオ、シナモンの組み合わせなどもおすすめです。皆さんも、自分流のスパイス配合を探してみてください。そして、さらなるチョコレートの味わいをお楽しみください。
それぞれのスパイスの特徴は、以下の通り。
カルダモン(仏語:cardamon):インドのカレーに欠かせない香辛料。ショウガ科の香辛料で、す〜っと目が覚めるような香りが特徴。最も古いスパイスなのだそうです。
シナモン(仏語:Cannelle):私がお菓子によく使う香辛料のひとつ。カフェオレやシナモンロール、アップルパイに使われるので、一番親しみやすい香辛料。たっぷり使うと味がぐっと引き締まります。
ナツメグ(仏語:muscade):フランスのキッシュを作る時に、たっぷり使います。ほろ苦さをもつ香辛料なので、肉料理や卵料理と合わせると効果的。
最後に、スパイスを加える際のポイントをひとつ。スパイス類は、水分に入れて一緒に煮だすと粉っぽさがとんで美味しくなります。それから、Facebookをオープンいたしました!パリのオリジナルアイテムは、もう間もなくご紹介できる予定です。
次回も、お楽しみに!