おうちでパパッとタイ料理 - 2 - 玉子さえあれば……。タイ料理。豚引き入りタイ風たまごやき「カイチャオムーサップ」

(2010.03.17)

サワディーカー。突然ですが、ここで質問です。「冷蔵庫に必ず常備している食材は?」なんですか? 我が家の場合は、ためらうことなく「たまご」を上げます。

うちの家族は「肉がなければ玉子を食べればいいじゃない?」と、まるで歴史上の悲劇のヒロイン、マリー・アントワネットが「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない?」と言ったかのように、首を傾げるほど。ウチでは「絶対必需品」クラス上位の食材です。ビタミンやミネラルがバランス良く含まれている栄養価値にとても優れている食材。スーパーの広告、目玉商品にNo.1!! の不動の地位を確立し、お値段もとってもリーズナブル。ということで、今回は「超」がつくほど簡単に手に入る「玉子」を使った、料理が苦手なブキッチョさんやお給料前の食卓を豪華(?)にしてくれる本場タイ料理をご紹介。

 

本日のメニュー「豚肉入りタイ風オムレツ~カイチャオムーサップ」
 

具もたっぷりで豚肉も入っているのでウェルダンに焼き上げました。
タイ語でウェルダンは『スクスク』といいます。

『カイチャオ』とはたまごやき、『ムーサップ』は「豚ひき肉」の意味なので、直訳すると『豚肉たまごやき』といったところでしょうか?

材料(ひとり分)
・玉子 1個
・豚挽肉 10グラム
・サラダ油 大匙3杯
・ナンプラー 小さじ1

 玉子、豚ひき肉とナンプラー杯を入れてかき回す。(ナンプラーが苦手な人はお醤油でもOK)

*あたしは今回、野菜不足を補うためわけぎ1本、トマト小4/1のみじん切りをいれました。

2  中華なべにサラダ油を入れ、強火であたためたらジャーと玉子を流し入れます。
3  揚げるように調理して好みの焼き具合でどうぞ。

食べ方の基本
前回ご紹介した「プリックナンプラー」やお醤油、辛い物が苦手な子供達はタイではおなじみの卓上シーズニングソース「マギーソース」を垂らしてご飯と一緒にタイスタイルにフォーク&スプーンを使っていただきま~す。

ポイント
油をケチるとただのたまごやきになってしまうのでよう注意。

地元風アレンジ
具無しのたまごやきもタイではサイドメニューの定番です。シーフードレストランではカニや海老を具に使った高級玉子焼き。フードコートではミックスベジタブル具にしようしています。田舎から家出してきた超貧乏人の知り合いタイ人がMYハウスでパパッとつくってくれた「カイチャオ(たまご)」やきはたまねぎいりでした。

 

 

目指せ! ナチュラル・アジアンビューティー「たまご」

ビタミンAが豊富なたまご。昔、取材先のスパで美しい黒髪が素敵な受付嬢に無理矢理聞き出した玉子を使った、ドライヘアータイプ向けのナチュラルヘアーパックをこっそりご紹介しちゃいましょう。


・玉子の黄身 2個
・温めたオリーブオイル 3杯
・蜂蜜 3杯

全ての材料を混ぜ合わせ頭皮と髪をまんべんなくマッサージ。ホットタオルで5〜10分マスクしたら暖かいお湯で洗い流しておしまい。オリーブオイルはアロマポットで温めると程よく温まりますよ~。

しっとり柔らかな髪の毛が手に入りますよ~。自然の力ってスゴイ!!