ジェニファーの こんにちは vs Bonjour 白ご飯に合うフレンチ - 2 –チキンスープ

(2012.01.16)

皆さま、Bonjour♪


この間の「にんにくとタイムのローストチキン」の続きです。ご存じのようにチキン丸ごとを作ってから残った鶏ガラで美味しいスープが作れます。鶏ガラだけではなく、身が少ない手羽先を始め時々お肉も残ると思いますが、そういう時に是非体が温まるスープを作りましょう。

Soupe de poulet レシピ

材料(4~5人前)

鶏ガラ 1羽
玉ねぎ(大きい) 1・5個
ローリエ 1枚
ブイヨンキューブ 2個
塩とこしょう 適量
お水 1リットル

 
作り方

1. チキンの残りはざく切りし、鍋に入れます。良い肉汁が出るために骨が付いたままにしてください。(にんにくが残った場合はにんにくも是非入れてくださいね)

2. 玉ねぎはざく切りし、鍋に加えます。

3. お水(1リットルぐらい)を入れます。ローリエを加え、塩とこしょうを軽くふります。

4. 蓋をし、弱火で30分ぐらい煮ます。

5. ブイヨンキューブを加え、さらに30分煮ます。

6. お肉がとても柔らかくなるので、骨つきでサービスするか肉をほぐしてサービスします。

このスープは煮込めば煮込むほどお肉が柔らかくなるし、旨みがでるのでじっくり煮込んでください。とても繊細なスープになります。

私はこのスープを食べる度に「サムゲタン」を思いだします。特にご飯詰めのチキン丸ごとで作る時に。余った詰めものも入れてより美味しいですよ~。

今回はうまさととろとろ感を与え、スープを活かす玉ねぎしか入れていないのですが、にんじんも入れていいです。もっと田舎風にしようと思ったらキャベツもじゃがいももどうぞ。ただし鶏ガラの旨みを楽しもうと思ったらいろいろな具材を追加せず、そのまま頂いた方が良いでしょう。

フランスでは伝統的にチキンの丸ごとを焼いていた時に食べてから必ず鶏ガラを使いチキンブイヨンなどを作っていたのですが、最近捨ててしまう方々も珍しくないです。それはとても残念だと思います。とても簡単にスープでも出来るので、是非皆さまも丸ごとを焼いて、挑戦してくださいね!

Bon appétit !


『ジェニファー・ジュリアンの簡単フランス家庭料理』

この本ではフランス人が日常的に食べているお料理をご紹介しています。名前どおりに簡単なレシピばかりで、スーパーで買い物して作れるお料理ばかり。アペリティフのおつまみ、アントレ(=前菜)、メイン、ワンプレートで満足できる料理、野菜いっぱい料理、デザートまで掲載。幼いころから親しんできたレシピを集めたフランス家庭料理の本です。