ボンジュール、ムッシュ エ マダム。
ご機嫌よろしくって？

みんな、夏休みはどう過ごしたのかしら？

東京のお盆休みは、みんなのドロドロが影をひそめて、
街がのんびりとするから、とっても好きなのよね～。

そんな都会で、特にのんびりにお薦めなのが「神社」ね。
アタシも近所の神社には、たまに行くんだけど、
今回は、東京を代表する「明治神宮」に、ゆっくりとご挨拶してきたのよ。

あの原宿駅から見える、こんもりとした森がそうよ。
みんな原宿には、ショッピングやデートには行くけど、
お参りとかは行ったことあるの？

ほら、ヤクザさんがよく「うちの縄張りで勝手なことするな！ショバ代払え！」
って言うじゃない？  あれ、ごもっともな気がするのよ〜。

少なくても、働いている街と、住んでる地域の神社には、挨拶に行かなくっちゃね。
定期的にショバ代払わないで、稼がせてもらったり、住まわせてもらってたら、
やっぱり心苦しいでしょ！？

日頃から収入より出費の方が多いって、ピーピー言ってるあなた。
効果のないエステや化粧品で無駄遣いしてたり、
キャバクラのお姉ちゃんに貢がされてたり、
そうやって知らない間に、ショバ代を払わされてるのかもよ～。
キャー、怖～い！（笑）

ところで、お盆なのに何で神社って思ってない？
あのね、そういう細かいことにこだわってちゃダメよ。
アタシはね、日本人でも外人でも、年上だろうが年下だろうが、
男だって女だって、誰でもOKよ！  ・・・まっ、アタシの趣味はどうでもいいわね。（笑）

とにかく、今回は、ちょっとアタシなりに「神社」を語っちゃおうかしらね！

原宿駅裏の鳥居から社殿へは、参道を歩いて１０分ちょっとだったかしらね。
その時、気をつけなきゃいけないのは、
やっぱり真ん中は神様の通り道だから、端を歩くのが礼儀ってことね。

参道は、産まれる道の「産道」と同じで、
新しく産まれ変わるための道かなって、あたしは勝手に思ってるのよ。

そして、敷き詰めてある砂利は、邪を離すの「邪離」と同じで、
ジャリ ジャリって歩くことで、邪気を取ってくれるって思ってるわ。

そうそう、手水舎で、手や口と一緒に、
汚れきった性根を洗うのも忘れちゃダメよ。（笑）

さあ、ここまで来たら「おみくじ」だけど、
言っとくけど、アタシは「大吉」しか出たことないわよ。

あらっ、信じてないわね？
まっ、正確には「大吉が出るまで何回でも引き続ける」だけどね。（笑）

あと、面倒なときは、いっぺんに５、６個引いて、好きなのを選ぶわね。
だって、神社に運勢決められるのって、しゃくじゃない？
自分の運勢ぐらい自分で選ばなくてどうするって感じでしょ？
だから、結果はいつでもルンルンよ。（笑）

ほらっ、いつも言ってるでしょ！？
「幸せ」は授かるものじゃなくて、自分で選ぶものってね。

さ～て、拝殿にたどり着くと、そう、お賽銭よね～。
まさか、みんな“チャリ～ン”とか音させてないわよね？
当然“ヒラヒラ～”よね？
特にあなたの願いごとなら“バサッ”でもいいぐらいかもよ！？（笑）

そうしたら、拝む時に本殿の奥をよ～く見てみて、
「神鏡」という鏡が祭られているのが見えるから。

あのね、日本書紀に、「この鏡を神を視るがごとくすべし」って書いてあるのよ。
つまり「鏡が神だと思って」って言ってるの。

でね、拝む時に「鏡」の正面に立ったら、そこには何が映ると思う？

そう！ 　手を合わせて拝んでいる「あなた」が映るのよ！

ということは、「あなたは神と同じ」って言ってるのよ！
それってすごくない！？　 粋なこと言ってくれるわよね～。

そんな「自分」が、あなたにはどんな風に見えるかしら？

頼もしく見える？  幸せそう？
願い事は叶えてくれそうかしら？

そうよ、今のあなたが、そのまま、そこには映っているはずよ。
それをありのまま受け入れることが、まず必要よね。

こうやって、本来の自分と対面する時間を持つことは、とっても大切なことよ。
そして、その瞬間だけでも、空っぽになることもね。

それでなくても容量少ないんだから、ちょくちょく削除しに来なきゃダメよ。
本来のあなたに戻るために、たまに再起動しなくっちゃね。（笑）

そうしてから、もう一度、新しく産れるための参道を歩いて、街に帰ってみれば、
東京の空が、いつもにも増して青く澄んで見えるのは、
言うまでもなくってよ。

　
最後に、アタシがみんなのために引いたおみくじの大御心（歌）を贈るわね。

「いかさまに身はくだくとも むらぎもの 心はゆたに あるべかりけり」

意味はね、
人生の行路は決して平穏ではないし、多くの難関を乗り越えなければならなく、
骨身をくだくような時でも、心はいつも平静に豊かに保ちましょうね。
って教えてくれてるのよ。

どう、きっとあなたにピッタリの言葉だったでしょ？

　

じゃあ、次回も「幸せ」でお会いしましょうね。