ワガママおやじの面白三昧 キザな荷物についてのお話。

(2009.07.22)

先日会社にフェデックスが送られてきました。で、これがパリのジュエリーデザイナーのロレンツ・バウマー氏からのもの。彼とは『Ego』という雑誌の取材で知り合って、その後メールなどで連絡を取り合ってはいたのですが、そういえば7月7日に彼のパリのアトリエ(なんたってヴァンドーム広場です)でオープンハウスが開かれるというメールと案内状が来てた気が。まぁ、当然ながら電車でちょいと行けるような場所でもないので、残念ですが……という返事を送っておきました。

で、この荷物、同梱されていたのが「ロレンツ・バウマー ジュエリーカタログ&オーダーシート」「メールに対するお礼状」「ロレンツの顔イラスト入りトランプ」「iPhod」「蘭の生花」といった具合。まぁ、オープンハウスのお土産風ですからカタログとオーダーシートは当然だし、かなりいい感じのジュエリーが並んでいるのですが価格表を見た瞬間に「……」と、思わず無言になってしまうような数字が並んでいるといった具合。

でも、きっとオーダーする人間もいるんだろうなぁ……というのが実感です。と、これは普通なのだけれど、そのとき並べられていた製品とロレンツ氏のインタビュー、彼の好きな歌などなどが収められたiPhodにも少々感激。ロレンツ氏の大好きなパープル(写真ではブルーに見えるけど、しっかりパープルでっせ)のボディ裏面には彼のロゴマークと「merci」の手描き文字。これだけでも、ボクがiPhod欲しかったせいもあって感激なのだけれど、一番驚いたのがパリ唯一の「蘭博士」という称号を持つヤニック・バンサン氏プロデュースの生蘭(だと思うんだけど……どうみても生花なんだよなぁ……)が入れられていたこと。どうです。さすがフランス人ってカッコいいことすんなぁ、って感激しましたね、ワタシゃ。

なんたってフランスからきた生の蘭、それもパープル(こちらも写真ではしっかりブルーに写ってますがきちんとパープルっす)。洒落てますなぁ、つかキザなことが絵になるなぁ、と、ただただ感服いたしました。

たしかに日本でもオープンハウスやら展示会で、出席した人たちにはいろいろ配りますが、ここまで徹底してパープルにこだわり、カッコよさにこだわるっつうとこがパリの一流ジュエリーデザイナーなのだなぁと思った次第。

まぁ、自分の顔写真を使ったトランプつうのは少々ナルちゃんではとも思うけど、そこはそれ、「ボクは人より目立ちたい」というコンセプトで人生を送ってきた私としては認めてしまいます。

今回は、こういうキザっぽい演出をサラリとやってしまうとこがやっぱフランス人なのだな、と国民性の違いを見せ付けられた気がした荷物のお話でした。