Jun Nakayama のフィア~ス ★ NY A to Z Clause A*AMANDA LE PORE
アマンダ・ルポール

(2011.10.27)

ニューヨークのパーティーセレブと
最新情報をお届けします!

HI, JUN NAKAYAMAです。
12年前、東京のクラブでニューヨーク(NY) からのご来客パトリシアフ・ィールドご一行に出逢い、衝撃を受けた私。その後、NYに渡りはや10年、世界中を飛び回りアロマセラピストやプラスサイズモデル・パーティーホストとして活動、NYのアイコンとまでいわれるようになりました。NYの楽しさ、醍醐味はなんといってもきらびやかでクレイジーなナイトライフシーン。

実はそのナイトライフシーン、ファッションや音楽などのかっこいいものの原点はそこにあるのではないかというくらい影響力があります。そこから、最新のファッションや音楽、アートが発信され、それにインスパイアされた人たちがいろいろなものを作り出し、音楽界ではレディ・ガガのようなスーパースターが生まれたり、ファッション界ではマーク・ジェイコブスなどのデザイナーたちの新しい作品になっていくわけです。

というわけで、NYの最先端情報とともにパーティーセレブをAtoZで紹介しますね。

タイトルの”フィア〜ス”、というのは “FIERCE!” 直訳すると獰猛なとか激しいという意味ですが、NYのファッションシーンなどではかっこいいとか素敵とかいう意味になります。『セックス・アンド・ザ・シティ』でもよく使われてた言葉!!

AMANDA LE PORE (アマンダ・ルポール)

★生息地・出会える場所
ナイトクラブ、ファッションパーティー、ゲイイベントやミュージックフェスティバル。
ホテル17http://www.hotel17ny.com/やKENNY KENNY とSUSANNEの毎週日曜のイベント”VANDAM”。

イベントの最新情報はアマンダ・ルポール facebookファンページでチェック!
http://www.facebook.com/AmandaLeporeFans
HP: http://www.amandalepore.net/

★肩書き
NYのアイコンでデヴィッド・ラシャぺルのミューズ。雑誌やショー広告のモデル・パーティーホスト・パフォーマー

★年齢
エイジレス

★出身地
米国・ニュージャージ

★体長
ヒールを履いて165cm、小柄。美容整形で人工的に改造した個性的な顔と体はアマンダいわく「目はアジア人、唇はアフリカ人、体はドイツ人」というのが理想。

★特徴
陶器のような肌を持ち、こだまスイカ二つ分はあるだろうボリューム感あふれる胸と重量感あるお尻。セクシーでグラマーなバービー人形のような容姿。この体形を保つため定期的メンテナンスとセルフケアにはかなりお金がかけているわね。自身もビューティースクールで学んでおり、美に関する執念や研究には余念がない。食事制限をするため冷蔵庫を捨てたほど。自分にきびしくできる人ね。工事済のトランスジェンダー。

衣装は新鋭デザイナーからのギフトを着て、彼らをPRしてあげたりもする。
ドレスは体にフィットしたものを着ることが多いく、裸に近い衣装も。

足元は必ずクリスチャン・ルブタン。バッグとあわせることが多く、全体の統一感を大切にしている。

★習性
自分に厳しいアマンダ先生は週4回のジム通いでスタイルを維持しているの。手先が器用で髪飾りやちょっとした小物は自分で作ったりすることも。集中力があるのよね。

休みの日は家ではゆっくり好きな映画を見てたりしているのよ。たとえば、昔のヒロインものの映画。”Mahogany” やジョアン・クロフォードの “Mommie Dearest”、 ドキュメンタリー映画 “GEISHA”とか。それからもちろん、パーティーのためのウィッグの手入れをしているわ。

写真に撮られることが大好き。だからパパラッチの間でも人気者なのよ。

肩の肩甲骨わきをマッサージ、ツボにぴたっと入ると「OH! YES!」と悩ましい声を。甘い声で「MASSAGE PLEASE」とおねだりも。

★生い立ちや歴史など
アマンダはニュージャージで男の子(本名Armand)として誕生したの。母はアマンダが小さいころ患い、入院中帰らぬ人となったのね……。物心ついたときから自分は女の子だと思っていたんだって。サイコセラピストの鑑定で性同一性障害と診断されてからは、女性になるためのホルモン治療を受けれるようになったそう。10代のときのボーイフレンドが手術費用を出資、女性のボディを手に入れて、その彼と夫婦のような生活をしていたけど束縛がひどくまるで家に監禁されているような状態。耐えられなくなったアマンダは家の2階の窓からロープをつたって必要最低限のものだけもって逃げ出したんですって!!

子供時代から20代まで苦労や試練の時期だったんだけど、NY・マンハッタンに渡ったことで新たな人生がスタートすることになるの。90年代初頭のある日、ナイトクラブに遊びに行ったアマンダ。そこで当時のトランスジェンダーでもっともCOOLだと評判だったキューバ人のソフィア・ルマールに出会う。二人は親友になりソフィアはアマンダにNYのクラブシーンを紹介。その後はまるで姉妹のようにいつも一緒に行動をともにするように。やがてアマンダはNYのクラブシーンの顔となって行ったの。

そして、90年代中盤、有名フォトグラファー、ディヴィッド・ラシャペルとの出会いが彼女の運命を変えることとなる。デイヴィッドはアマンダを大変気に入り、多くの作品のモデルとして起用。ミューズとなったアマンダはNYを拠点にファッションアイコン、モデル、シンガー、パフォーマーとして海外でも幅広く活躍することとなる。今や世界中のファッション好きな若いGAYの夢はNYでアマンダに会って一緒にパーティーに行って遊ぶことだ、といわれるほどに。

世界の芸術家やデザイナー、GAYたちに愛される彼女の魅力は、ユニークな人柄や人情味あふれる優しさ、そして人間離れしたルックだけでなく、一般人が経験したことがないような凄まじい試練を乗り越え、人生の酸いも甘いも経験してきたところから滲み出る生き様だと思うわ。私も大好きよ!

巷のゴシップ記事には彼女の整形のことばかりが取り上げられるけど、もっとも注目すべきは、彼女の生き方。困難に打ち勝ち自分の人生を手に入れたライフスタイルよ!

機会があったら一度は会ってみるべき!


★★★NYパーティシーン用語★★★
ヴァンダム
VANDAM 伝説のイベントプロデューサー 伝説のイベントプロデューサー スザンヌ・バーチとケニー・ケニーによる、エコをテーマとし たナイトクラブ・グリーンハウスで毎週日曜日深夜開催。NYのクラブピープルが着飾って集結する。 1FフロアではNYで一世風靡したパーティー Jackie 60の ヘッドマスターだったジョニーダイネル Johnny DynellがDJスピンし、バーレスクダンサーのダーティーマティーニがホステス、. 地下ではNYパーティーシーンをクリエイトする デシ・モンスターDesi MonsterとNYナイトライファーのアイコン・ レディーファッグLadyfagがホストを務める現在ニューヨークを代表する最も楽しいパーティー。

ソフィア・ルマール
Sophia Lamar キューバ出身の伝説的なNYナイトライファー・アイコン。トランスジェンダー。90年代初頭NYでクラブ・キッズやモデルとして活躍。 アマンダと同様に有名フォトグラファーのミューズであった。“V,” “Vogue,” “Vanidad,” “Detour,” “The Face” “Paper,” などの著名雑誌のモデルをし、テリーリチャードソン、フランソワ・ナーズ“X-Ray”などの写真集の被写体になった。
http://www.sophialamarwillkillyou.com

ディヴィッド・ラシャペル
David LaChapelle アメリカ・コネチカット生まれ。アンディ・ウォホールの最後の弟子と言われる写真家。ユニークな人物モチーフ、色彩と光に溢れた写真で一世を風靡する。写真集に“Hotel Lachapelle”、“Heaven to Hel“、”Lachapelle Land”がある。コマーシャル、ミュージックビデオのほか映画『ライズ』を監督。http://www.davidlachapelle.com/

トランスジェンダー
Transgender 持って生まれた身体的な性別と、自身が認識する性別が一致しない状態。先ごろ英国内務省がパスポートに女性(F)、男性(М)のほか新たに第3の性(X)を記入する欄を設けることを検討していることが話題になったことは記憶に新しい。