グー先生、今日も料理三昧 フランス国家最優秀職人、エルベ・モンスのチーズ。

(2008.11.12)

エルベ・モンス氏は、フランス国家最優秀職人(M.O.F.=Meilleur Ouvrier de France)の肩書きを持つチーズ熟成士です。

 フランスの国家最優秀職人協会では、技術職を対象にコンクールを開催していて、チーズ熟成士部門はその中のひとつです。熟成技術が要らない大量生産の工場もののチーズが増えてきて、技術が無くなっていく危機感をフランスは持ったのでしょうね。この部門ができたのはなんと8年前の2000年。チーズの国フランスなのにね、歴史は浅いんだわ。
 そしてこの2000年、第1回コンクールで受賞した4人の中の1人がエルベ・モンス氏というわけです。その熟成の腕は三つ星レストランを始めとして世界中の一流レストランが認めているんですね~。
  
 昨年はハイアットリージェンシーのトロワグロでモンスのチーズを使ったディナーがあり、もちろん行きましたよ~、堪能しましたよ~。

   

 モンスのチーズを知ったのは、青山の紀ノ国屋が取り扱うようになって。
 初めての年に、広く知ってもらうためにモンスを招待して、1階のデリを閉めてチーズパーティーをしたんですよ。モンスは知らないけどチーズが安く食べられるんだったら行く行く~、と、根は大阪のおばちゃんでっさかいに、喜んでころこんで参加しましてん。 

 

 これで一気にモンスファン。
 でも高いのよ、モンスのチーズ。
 でも他のじゃアカンのよ。
 しかたないから買う回数減らして、爪に火をともす思いでモンス買ってるのよ。

 ちょっとちょっとぉー、ものごっつい爪やないのぉー。ぼぉぼぉ火ぃともってるで。
 …と言いたいのはわかる。
 普段はこんなんじゃありません。
 モンスの美味しさをお生徒さんにも教えたいと思ったので、クリスマスパーティーの時の目玉にしたんです。全部で11種類。みんな狂喜乱舞でした。で、この時シャウルスだけはホールで買いました。フランスから取り寄せてもらった最後の1個だったと言うこともあって、自慢自慢。みんなに見せるときは小指を立てて高笑いよ。(嫌なヤツ変なヤツ? ほっといて)
 
 カットしてあっても確かに美味しい。
 でも、グーは何回もモンスのチーズパーティーに参加してわかってることがある。
 それは、切りたてが「一番うまい」と言うこと。
 だから普段に買うカットしてラップしてあるのではちょっと違うと言うことを。
 
 ドカンとホールで買いたかったのよ。
 で、買って良かったわ。メッチャ美味しい!

 そして去年のクリスマスパーティーでは、ついにホールだけにした。
 (まるでホイップを塗っただけのケーキをドカンドカンと置いてるみたいですね~)

 さて、3回目の今年のクリスマス。お生徒さんはみんな期待している。
 色々食べたいけど、カットしたてが食べたいからやっぱりホールか…。
 
 と、思案していたらなんと。
 新装オープンした青山紀ノ国屋にモンスのチーズコーナーが出来た。
 え、今までも細々と並んでたって?
 ちゃうでぇ~。そんなもんやないで~。カットしたてが買えるねんでぇ~
 常時置いている数に目が100m泳いでしまうぅ~。(かなり興奮してますなぁ)
 
 もちろんホールでも買えます。時間があれば取り寄せもしてもらえます。
 でも、カットしたてをちょこちょこっと買えるシアワセ。
 これからはいつでも味わえるってことなのよ。

 

 あ、スンマセン。これはイメージ写真。
 先日ゲットしたマンステールを載せてみました。
 あ、はい、自慢したいだけでした。
 
 ま、それはさておき。
 
 今ならモンスがいると聞いて、ちょっとご挨拶に行ったら色々試食させてくれました。
 「うわー」「おー」「きゃー」 そんな言葉しか出ないうまさ。

 すぐ向かえのワインコーナーで試飲しながらモンスのチーズを試食。
 小さなシアワセに満足して、「ありがとう。それじゃまた」
 …って、おいおい、買わずにどこ行くのッ!
 へい、ちょっとそこまで。
 お後がよろしいようで。
 (よくないよくない。次回はちゃんと買いましょう、ね)