加納忠幸のワイン飲もうよ 赤いイベント、「Red Evening」へ。

(2009.11.05)

10月30日、コート・デュ・ローヌのイベントがあったので行ってきました。

そのイベントの名前は「Red Evening」。
そして場所は原宿の『ル アール 東郷』。

このイベントは10月30日から11月3日まで
神宮外苑をメイン会場として行われる、
東京デザイナーズウイークの一環として行われたものです。

東郷神社は昔から知っていましたが、
会場の『ル アール 東郷』は初めて。
調べてみると東郷神社が経営するレストラン兼結婚式場です。

また、特筆すべきは、その料理をプロデュースしているのが、
20代にしてフランスのニースでミシュランの一つ星を獲得した、
松嶋啓介さんだということを後から知りました。

さて、イベントの始まる18:00の少し前に会場に着いてみると

後ろの赤く見える会場前の池には赤、白、青の風船がたくさん。
これもデザイナーズウイークの作品だそうです。

受付を済ませると

赤いブレスレットを渡されます。
Red Eveningというくらいで、何から何まで赤。
招待状にはドレスコードとして「何か赤いものを身に付けること」とありました。

ちなみに、このブレスレットには
「Campaign financed with aid from the European Union」
と書かれているのですが、
これについての説明はありませんでした。

中に入ると、イベント会場には

このようなアートが。
ストロボなしに撮るとこのように真っ赤になってしまうし、
ストロボ付きで撮ると会場の雰囲気と違う写真になってしまうし、
写真撮影はなかなか難しいものとなりました。

会場へ入るとき入り口で

ローヌワインのグラスをいただきます。
グラスのベイスの部分には

フランスの国の形をした紙に
ローヌの位置を示した地図のようなものが付いています。

さて、イベントが始まると、
最初にローヌの代表の方

がまず挨拶。

「ローヌは赤ワインが主力の産地なので
このような赤をテーマとしたイベントを開催しました。
ボルドーやブルゴーニュと肩を並べる産地であるにもかかわらず
日本では人気が今ひとつなので皆さんにもご尽力願いたい。」

2人目は『オザミ』のソムリエ、丸山宏人さん。

丸山さんはフランスのワイナリーを自転車に乗って回った人。
特にローヌのワインがお好きとのことで、
非常に熱い、ローヌワインに対する想いのお話がありました。

料理は当然松嶋啓介さん。
なんと今回はイベントのためプロヴァンスより帰国中で
この会場にいらっしゃるとのことでした。
食べてみると、そこらの宴会料理とは一線を画して、めちゃくちゃ美味い。
ただ、赤い照明のため、料理の色が良く出なかったのが残念。

ちなみに今回提供されたワインは、ローヌの北部南部を網羅しています。
この写真はローヌ北部のコート・ロティを始めとするワイン。
私もほとんど飲んだことがない、高価なワインたちです。

お手ごろ価格の南部のワインはかなり飲んでいるのですが、
北部ローヌのワインは飲む機会がなかなかないので、
これ幸いとばかりに飲ませていただきました。
おかげさまで大変勉強になりました。

ワインを飲んでいたら、松嶋啓介さんがいらしたのでお願いして、パチ。
また新しいレストランの出店を計画中とのことでした。

それにしても、コート・デュ・ローヌの力の入れ方は尋常ではありません。
こんなにお金を掛けたイベントはなかなか見当たりません。

その上お土産まで付いていました。
これはパリ、コンコルド広場に面したホテル・クリヨンで修行した
板橋恒久さんの焼き菓子。

とにかく、コート・デュ・ローヌの日本市場にかける意気込みが
大変感じられるイベントでした。

ところでこのイベントの招待者の中に
このWEBダカーポの編集者UさんとNさんがいらっしゃったので、パチ。

手前がUさん、後ろでボトルを持っているのがNさんです。

31日から3日までは一般の消費者対象の無料試飲をしているとのことでしたので
ちょっと覗いてみたら屋外で小さなカウンターに客さんがたくさん。

ちょっとギャップの大きさを感じてしまいました。