『ROSES.』（ローゼス）は、途上国の子どもたちが十分な教育を受ける環境づくりのサポートを目的として2008年にスタート。様々なジャンルで活躍するアーティストが、薔薇をイメージして制作した作品の展示、販売をし、収益を指定NPO団体へ全額寄付する活動を行っています。

しかし、昨年の３月11日に発生した、日本国内で観測史上最大となる東日本大震災を受け「東北のため　今わたしたちに出来ること」をテーマに、被災した東北地方の子どもたちへの支援活動を中心に行いました。（来場者数　4,919人、総収益額　5,015,689円）

本年度も引続き、復興地支援として「Make a Firm Decision ～自ら歩き出す未来への道～」をテーマに開催。従来のアート展に加え、宮城県東松島市の仮設住宅で活動している内職の会『とんぼの会』や、同県牡鹿でのプロジェクト『OCICA』、岩手県大槌での「刺し子プロジェクト」などの「職業支援プロジェクト」や、東北3県の伝統工芸品とROSES.オリジナルの「東北支援復興コラボレーションブース」も設けます。

かの伊達政宗公も認めた、雄勝石でつくられた硯。津波に流され傷付きながらも、沢山の人の協力により手元に戻ってきた4代目、硯職人遠藤弘行さんと、先代で実父の盛行さんの作品を、造形作家KiNGさんとスワロフスキー・ジャパン社協力のもと、新しいアート作品へと生まれ変わります。

福島からは奥会津編組細工×ETRO。アイコンのペイズリー柄をはじめ、数々の美しいプリントでその名を知られるイタリアを代表するラグジュアリーブランド、エトロ。その上品で洗練された生地と、約2400年前から綿々と続く生活工芸品である編み組細工とのコラボレーションにより、伝統工芸品に新たな息吹が吹き込まれます。

これら限定品は、会期中オークション展示され、最終日に集計、最高入札者へ後日お届けします。

本展覧会で集められた収益は、NPO法人CARE-WAVE及び、立花貴氏を代表として被災地の子どもたちを笑顔にする支援活動を行う一般社団法人 Sweet Treat311や、復興地コラボレーションブースに関連した機関への支援や寄付を致します。