Messe Frankfurt(フランクフルト見本市)が開催したドイツ・フランクフルト市でのインテリア・デザイン展に訪問してきました。

この見本市は、Tendence 2008、Decorate Life、Collectione 2008と、３つの分野に分かれており、ドイツはじめ世界中のインテリア＆ライフスタイル業界の方が集まる巨大な見本市です。

その中で若手デザイナーが出展するコーナーがあり、いくつものkawaiiデザインを発見。
私目線で選んだ、ドイツの若手デザイナーによる注目デザインをご紹介したいと思います。

ポップな色のカッコー時計　Artificial jürgen j.burk によるデザインです。	スワロフスキー使用のラグジュアリーなカッコー時計　こちらもArtificial jürgen j.burk によるデザインです。

まずは、写真のカッコー時計。カッコー時計というとドイツの黒い森が産地のクラシカルな時計ですが、こんなにモダンにキュートに再現されています。これなら色違いで何台でもディスプレイしたいですよね?!　スワロフスキーのクリスタル付きカッコー時計も誕生し、なんともラグジュアリーです。Artificial jürgen j.burk（アルティフィシアル　ユルゲン　ヨット　ブルク）によるデザインです。この時計は、一見モダンですが、鳥のさえずりやその他部品など黒い森のオリジナルカッコー時計使用部品と同じものが使われており、また製造も黒い森で行われているそうです。

次にママ用の手袋。小さな子供がママと手をつなげる様に、手のひらの部分がポケットになっている、手袋なのです。ハンブルグにある、nordprodukt（ノルトプロドゥクト）によるデザインです。　これならば、迷子になることもないし、いつでも暖かく手をつないでいられる、まさに一石二鳥のアイデア商品です。

さて次はとても不思議なのですが、光と音が融合している空間デザインです。写真のように天井からテープのようなものが無数に垂れており、光が反射して虹色のようなニュアンスの光を発します。その下で壁備え付けられたスピーカー付きのベットが立てかけてあり、その中に立つと静かな音が流れているのです。とてもミステリアスですが、癒し効果抜群の空間でした。Frozenと名づけられた空間で、 Sound of Silenceというユニットによるデザインです。

nordproduktのデザインによる、ママ用の手袋。手のひらの部分がポケットになっている。	Sound of Silenceというユニットによる空間デザイン。

ドイツのデザインというと、機能を重視したシンプルなデザインが多いように思われがちですが、最近のドイツの若者デザイナーは遊び心を重視した商品も作っているようです。また環境に配慮をして、廃棄物をリサイクルして新しい商品を生み出したり、極力自然材料を使用したり、とエコを意識したデザイナーが多いのも特徴です。みなさもぜひ、注目してみてください。