山本貴代の“女の欲望グツグツ” おばちゃんが元気です!

(2009.03.26)

毎朝、駅にいく途中で、元気をくれる人がいます。
誰かといえば、工事中のトラックを誘導する、おばちゃんです。
推定年齢55歳。何十年か前はヤマンバギャルだったかと思います。銀と茶が混ざったヤマンバ風のロンゲに、ヘルメットがいかしています。

「オーライ、オーライ」「ハイ、トラックハイリマース」というハスキーボイスが3オクターブくらい高く、ソプラノです。こんなに高らかな「オーライ」はいままで聞いたことがなかったので、私は度肝を抜かれたのです。うへー、朝っぱらから誰だ、誰だ。声の主を捜し当てたときは思わず、膝を打ちました。とにかくかっこいいのです。

おじさんや、若い衆は、ぜんぜん声にハリがありません。その点、おばちゃんはすごい。おばちゃんの「オーライ」は、遠くまで響き、とにかく勇ましい。

おばちゃんにパワーをもらっているのは、きっと私だけではないはず。
私はおばちゃんに、「おはようございます」と声をかけたいのだけれど、なかなか見とれるばかりで。「オーライコンテスト」があったものなら、絶対おばちゃんは、日本一。世界一。
街が一変するくらい、のオーライをほぼ毎朝聞ける私は、幸せ者です。
春の工事が終わるとさみしくなるなあ。

ところで、今朝は、久しぶりにジョギングを再開しました。
冬の間は、冬眠していました。
マスクしてジョギングしたのでちょっと怪しい姿。

やはり、早起きは三文の徳でした。
春の使者を見つけました。つくしです。
かなり生えているところを発見。明日からの走りがたのしくなりそうです。
秋は銀杏、春はつくし……、食べることが走ることと結びついているところが、
なんとも私らしく……
早速、キンピラにして食卓にだしました。が、息子は食べず。夫も一口だけ。
こんなにおいしいのになあ……。

頭とはかまをとってキンピラに。
つくしを青空にかざす。