菊田純子の“ナチュリッチ” 季節を愛でるネイルアート。私の密かな楽しみが、ネイルアートです。

(2009.07.13)

ネイルの歴史は3000〜4000年前の古代エジプト時代にさかのぼるそうですが、日本へネイルの文化が到来したのは平安時代のこと。当時は花の汁で爪に色をつけていたそうです。のちにネイルの技術が発展しアメリカでマニキュアが開発され、マニキュアはネイルアートの代名詞として今も親しまれています。それから今のようにネイルサロンでネイルアートが行われるようになったのは、1998年頃から。始めはマニキュアでのカラーリングや人工爪の装着(スカルプチャー)が主流でしたが、2006年頃からはジェルネイルが急速に広まり、最近ではネイルといえばジェルネイルが当たり前に。

ジェルネイルとは、マニュキュアの代わりにジェルと言われるとろっとした液体をただ塗るだけでなく爪の上で固めて色づけするもので、爪を傷めにくく、3週間前後そのままの状態をキープできるのがメリット。専用の装置がないとオフできないのが難点だけれど、頻繁にネイルを塗り替える必要がないので、時間のない働く女性にとっては強い味方です。

最近では、東急ハンズなどのショップでサロンに行かずに自宅でできるジェルネイルのキットが販売されており、セルフで行う人もいるようですが、私はネイルサロン派。

ネイルアートしていると、つり革を掴んだときも、名刺交換のときも、資料を指差すときも、お会計のときも…、ちょっぴり誇らしい気持ちに。爪ならファッションや髪型と違ってちょっと派手なデザインにも気軽にトライすることもできるのもよさですね。

舞妓さんの髪飾りには月代わりに季節の花を取入れたかんざしが飾られるそうですが、私は毎月のネイルで季節感を表現してみています。爪という小さなキャンパスですが、表現の幅は無限大。2009年前半編のデザインをご紹介します!

1月/新年の幕開けはめでたく、ぎんぎらゴールドに。ぎんぎらぎんにさりげなく〜♪(さりげなくないっ!)
2月/薬指につけるダイヤのリングがないので(涙)、代わりに爪をラインストーンでキラキラに! テーマは雪の結晶。
3月/春トレンドのマカロンカラーを爪に先取り。グリーン、オレンジ…も気になるけれど、大人なので3色で我慢。
4月/桜を思わせるやさしいピンク色の爪を見て毎日お花見気分。2色のホログラムが舞い散る櫻の花びらのよう。
5月/京都の藤の花のようにやさしいパープルで。よ〜く見るとパイソン柄になっているのがおしゃれポイント。
6月/ジューンブライドを気取って、ホワイトフレンチ。やっぱり王道のフレンチって品がよくて好き。

サンダルの季節になったので、先週は足の爪も飾ってきました。パンプスを履く気分にはなれません! 早く梅雨が開けないかなぁと思うこの頃です。