麗娜が見る、日本のファッション 今年は『ビジット・ジャパン・イヤー』です。

(2010.02.05)
ビジット・ジャパン・イヤーのロゴマークです。


今回は、日本が外国人を迎えるキャンペーンについて、お話をしたいと思います。今年『ビジット・ジャパン・イヤー』です、というのは日本政府が2010年を『VJY2010』と位置づけ、訪日客誘致の集中キャンペーンを展開しているからです。気をつけて電車内の広告やショッピングセンターのポスターなどを見てみると、多くの企業がようこそ・ジャパンのロゴを表示しています。観光庁の要請に応えて、『ビジット・ジャパン・イヤー』を応援しているのです。最近は、多くのお店が多国語によるサービスを提供するようになってきました。外国語のパンフレットや、店内サインなど、訪日客を意識した対応が増えてきています。

映画『非诚勿扰』」のポスターです。

ところで昨年、中国の有名な監督、憑小剛(ファンシャオガン)の新春の映画『非诚勿扰』(邦題は、『誠実なおつき合いができる方のみ』)のおかげで、若い中国人の間で北海道が注目されています。もともと日本への旅行の最大の魅力はショッピングでしたが、この映画の影響で日本の、自然の景色も人気のある観光資源となりました。この映画は、主人公の男女が一緒に旅をしているうちに、自然に愛が芽生えていくというストーリーです。映画の後半では、大自然が豊かな北海道東部が舞台となり、紺碧のオホーツク海が背景に広がるJR北浜駅(網走市)や斜里町の平原に立つ教会、釧路市阿寒町の温泉街の飲み屋などが登場しました。北海道の素晴らしい景観が、多くの中国人を感動させたのです。

東京ミッドタウン
東京ミッドタウンガレリアの写真、和のモチーフを取り入れた建物です。