栗林知代のアイ・アム・ママ! ベビーもママも喜ぶベビー服って?

(2009.06.02)

ベビーのお洋服、前回はファッション面について書いたので、今回は機能面を中心に書いてみようと思います。ベビー服は肌に優しいものがいいので選ぶものは大体がコットン100パーセント。妊娠中の出産準備の時は「日本製じゃないと!」とか「オーガニック素材のものを!」とこだわって探していましたが、実際生まれてみると、飲んだおっぱいを口からこぼしたとか、汗をかいたなどベビーは1日に数回着替えをすることがあります。

息子が4ヶ月~7ヶ月頃まで着ていたベビー服。つなぎの服はボタンが多く、特に股の部分はどのボタンとどのボタンを組み合わせるのかわからなくなることも。しかも洋服によって構造が違うので、眠いのをガマンして起きる深夜のオムツ替えの時は余計に混乱し、股の部分は留めず開けたまま息子を寝かせたこともありました。このファミリアのつなぎは、上半身と下半身でボタンの種類が違うためかけ合わせが分かりやすく助かりました。

出産するとゆっくり選ぶ時間はないし、値段がいいと枚数を買えなくなるため新生児時期を過ぎて息子に大きな肌トラブルがないとわかってからは「自然素材のものならいいかぁ」というゆるい感じになりました。ただ値段と品のよさは比例していることも。ベビー服は「袋から出さないでください」と書いているものも多くお店では開けられないため素材を確認できないことがあります。そのため中身は確認できないけれどお買い得だし、デザインもいい。コットン100パーセントと書いてあるからいいかぁ、と買って家で開けてみるとゴアゴアな素材に「あっれー??」なんていうことも。一度洗濯したら、びっよーんと伸びて「再来年まで着れちゃうねー」なんていう経験もありました。あと、肌触りの他にベビー服で「これはいい」と思うポイントは、着せ替えのしやすいもの。伸縮性があり首回りなどに余裕があるものは、スポッと脱がせたり着せたりできるので息子も嫌がらなく私もラクチンです。

こちらもファミリア。このロンパースは首まわりに付いているスナップボタンが片方だけではなく、両サイドについているため、ベビーの頭がつっかえることなく着せ替えができてラクチンです。日本を代表する子ども服メーカーであるファミリア。こういうちょっとした気配りに「さすがだなぁ」と感心させられます。

また、「ボタン」も着せる前にチェックします。新生児のベビー服は前開きのつなぎでスナップボタンのものがほとんどですが、ベビーの首が座り上下分かれた洋服を着るようになると、普通のボタンがついている洋服も多くなります。何かの拍子でボタンが取れてベビーが誤飲してしまったら大変なのでしっかりボタンが付いているかを確認します。ちょっとでも「あやしいかな?」と思った時は、自分で付けなおしたり、飾りなら取ってしまいます。

最初このカーディガンについていたのは貝ボタンでした。しっかり付いているかは確認していたのですが、ある日、着ている息子からカーディガンを脱がせようとボタンに触れたら「ポロッ」とかけてしまいました。そんなに力を入れていないのにかけてしまったので、息子がいじった時に割れては大変、と丈夫そうなボタンと付け替えました。 手づくりのアームカバー。本文では自分が作ったように書いていますが、裁縫が大の苦手な私に代わって母が作ってくれました。「ベビーに使うものだから可愛らしくね」と、あえてグリーンの糸で縫い、リボンをつけてくれました。母の愛を感じます(笑)。あ、ちなみにカーディガンのボタンは自分でつけました。私のお裁縫のスキルはここまでです。

そういえば、息子が生まれたばかりの頃、私自身が着ている服にも気を使ったことがありました。息子の顔全体に湿疹がではじめて、その時いつも着ていたのがフリースでした。もしかしたらその素材が抱っこした時など息子の顔に触れて刺激になりよくないのかな? と思いコットン100パーセントの厚手のブラウスに替えました。里帰り出産だったため一緒に息子の面倒を見てくれた両親にも「(息子を)抱っこする時はこれをはめて!!」とコットン100パーセントのアームカバーを作り、それを渡していました。思い返すと笑ってしまう出来事ですが、その時は真剣だったので両親は何も言わず協力してくれました。

息子の湿疹は乳児脂漏性湿疹で、晩のお風呂の時に石鹸で洗う以外に、朝、水でぬらしたガーゼで拭いてあげるとどんどんよくなりました。回復にアームカバーが一役買ったかは定かではありません(笑)。そのアームカバー、最初の目的としての役割はすぐに終わり、今は料理を作る時に袖を留めるアームバンドとしてキッチンにて第二の人生を送っています。