酒井靖之の“激闘! クリエイティブ一直線” 酒井靖之写真展『どっこい、生きている』開催。

(2011.01.17)

皆さま、明けましておめでとうございます!

まだまだ不況がつづいておりますが、ピンチはチャンスととらえ、
本年を明るく乗り切っていきましょう!

といったところで、1月18日(火)から1月23日(日)まで、僕の写真展『どっこい、生きている』が
新宿にある現代アートギャラリー The Artcomplex Center of Tokyoで開催されます。

『下町の結婚式 浅草』右の散文はクリックで拡大します。

作品テーマは、「摩訶不思議さを孕んで、“生”は躍動し、歓喜する」

 
僕の場合、生業の映像や舞台よりも、実は写真が好きである。
にもかかわらず、それは僕の生業ではない。
反面、何の制約もないので、一番自分らしさを表現できる分野であると思っている。
 

自分を第三者的にとらえると、僕がカメラを向ける被写体には、ある共通項があるようだ。
それは“生”のエネルギーを発散しているもの。

それは必ずしも、人間や動物など有情のものが対象とは限らない。
壁だろうが、電気メーターだろうが、その被写体に“生”を感じれば、シャッターを切る。

『朝市』右の散文はクリックで拡大します。

僕は楽天家だし、ラヴ&ピースな人間なので、否定的なものや、マイナス要素の強いものは撮らない。
人間やら大自然やらの「影」の部分っていうのかな。
そうしたものは、自分の心に引っかからない。

陳腐な物言いだが、「生きてるって素晴らしい」的なオーラの出ているものが、
好きなようである。
単なる単純な男、とも言う。
 

考えてみたら、生きてるって、それ自体が不思議だし、
“生”はどこから来て、どこに行くのか、とか深く考えたらアタマがおかしくなりそうじゃありませんか?
“生”とは誠に摩訶不思議な存在である。
 

今回は、国内で撮ったものを中心に、僕の目線で切り取った“生”のカタチを36点展示。
写真全てに、詩やら短めの散文やらをつけている。
 

詩は後付けではなく、だいたいが撮る瞬間に生まれる。
生きとし生けるものが持つ、ある種のメッセージを受け止め、
シャッターを切っているように思う。
 

元々が日本人は、うつろいゆく“四季”を、極めて敏感に感じとる人種だ。
先人は、自然の繊細な一瞬の姿をとらえ、詩情豊かに歌を詠んだ。

 
僕も、先人の血を薄く引く、純然たるニッポン人なので、
自分の心のレンズに引っかかったものをストレートに表現するくらいはできるようだ。
 

ま、小難しいことを書きましたが、
僕が美しいと感じた“生”のカタチを、皆様と共有できたら幸いです。

 
是非、会場まで足を運んでくださいませ。

 

 

酒井靖之写真展『どっこい、生きている』
開催日時:2011年1月18日(火)〜1月23日(日)
11:00〜20:00(最終日は18:00まで)

会場:The Artcomplex Center of Tokyo
(アートコンプレックス・センター)
東京都新宿区大京町12-9 TEL.03-3341-3253
http://www.gallerycomplex.com/

展示内容 :“生”をテーマにセレクトした写真36点を、詩と共に展示。

入場料:無料

お問い合わせ先:酒井靖之写真展 実行委員会 Tel.03-5362-1255 担当 土田・幸山