ピエールのハッピーハンティング ピエール様が行く! キャンプファイヤーにフォークダンス、「無邪気」で行くのよ。

(2009.09.04)
音声:「キャンプファイヤーにフォークダンス、「無邪気」で行くのよ。 」

クリックでピエールさまのお声が!

 

 

ボンジュール、ムッシュエ マダム。
ご機嫌よろしくって?

夏もなんだか終わっちゃったわね。
みんなもいろんな所へ遊びに行ったんじゃない?
どう、いろんな思いでつくれた?
甘酸っぱい思い出もできたのかしら? (笑)

夏だからって、海水浴だ! プールだ! って、
すぐに裸になることばっかり言ってたんじゃないの?

えっ、やっぱりそうなの?  わっかりやすいわね〜。(笑)

でも、裸は、なるもんじゃなくて、あくまで見るものよ。(?)
あのたくましい胸板や、盛り上がる肩甲骨は、もはや美術鑑賞よ。
でも、なかなかいないのよね〜、トレビアンなダビデ系の男子って。

あっ、ダメダメ。こっちの話は、また別の機会にゆっくりとね。(笑)

じゃあ、夏のバカンスは? ってことになるんだけど、
アタシは毎年、南イタリアのサルディニア島の五つ星リゾート、
『Cala Di Volpe (カラ・ディ・ヴォルペ)』で過ごすことにしてるのよ。

……あっ、すいません、アタシ、見栄をはっておりました。

まあ、みんなにレベル合わせるとしたら、そうね、キャンプはよかったわね〜。
しかも、100人以上の仲間を集めて、キャンプ場貸切る勢いで、
野外パーティーあり、キャンプファイヤーありの、
ワイワイ、ガヤガヤ、ソレソレって感じで、楽しかったわよ〜。

今年の会場は、長野県にある「駒ケ根キャンプセンター」ってとこで、
都内からだと、中央高速道の駒ヶ根インターまでが3時間ちょっとで、
インターからキャンプ場までが2〜3分だから、アクセスは超便利なところよ。
近くに温泉もあるから、夜入りに行くのもいいかもね。

さ〜て、キャンプの醍醐味は何といっても、夜のパーティーでしょう!?
男子はテーブルセッティングで、ランプにお皿にコップを並べて、
女子はせっせと野菜を切ったり、ビールやワインも冷やしてね。
さあ、炭をおこしたら、肉や野菜を一気に焼き出すのよ!

何てったって100人分でしょう!?
鉄板を何枚も並べて、派手で豪快でワイルドさいっぱいよ!
森の隅々まで、肉の焼ける“ジュ〜〜ッ”っていう音が響きわたってね、
もうそれだけで、最高の前菜になっちゃうのよ〜!
アラン・デュカスがなによ!  ピエール・ガニェールがどうしたっていうのよ!?
怖いことに、ぜ〜んぶペロリよ!
これが、アウトドアマジック!ってね。(笑)

その後は、その勢いのままに、キャンプファイヤーに突入よ!
立ち上る炎を見上げた先には、星がいっぱいだったけど、
もう星だか火の粉だか分らないくらいに、空がキラキラ、パチパチで、
思わずダンシングよ!  フォーッ!!

といってもフォークダンスなんだけどね。(笑)
でも、これがバカにできないのよ!
オクラホマミキサーやジェンカって懐かしくない?  アタシだけ?
何十年ぶりに踊っちゃたわよ!っていうか、マジに疲れちゃったわよ。(笑)

でも、子供のころのままに、楽しかったわ〜。
あぁ、アタシにもこんな頃があったのよね〜って、遠い目よ。
無邪気だったのよね〜、すっかり忘れてたわ。

ねえねえ、そういえば、最近「無邪気」になることってある?

子供のように、他愛もないことに夢中になって、
もう何がどうしてそんなにおかしいのか分かんないくらいに、
楽しくて、嬉しくて、訳もなく笑顔になっちゃうってことよ。

アタシも人のこと言えないけど、ずいぶんカッコつけてない?

人にスキを見せないように構えちゃって、心開くと負けみたいな、
まして知らない人だと、鉄仮面かぶって、鎧着て、
愛想笑いだけが上手くなっちゃってね。

世間じゃ、クールとか、大人とか、できる、って言うらしいけど、
それって、何を分かち合って、いつ共感して、誰と笑い合えるの?

今までそれで何かいいことあった?
喜べることはあったの?  感動することは?   熱くなったりするの?

都会に帰ってから考えると、「くだらないわね」ってことを、
ただただ、みんなと一緒に、ただただ、やってるだけで、最高に楽しかったのよ。

これは、体験しなかったら、きっと一生気がつかない楽しさかもしれないわね。
理屈で考えたら、絶対に知れないおかしさかもしれないわ。
そうね、無邪気にならないと気がつかない「ハッピー」が、そこにはある気がするの。

そうよ!  あるのよ! 無邪気な心じゃないと行けない「ネバーランド」が!

行ってみるといいわ!
ううん、行くんじゃないわね。
帰ってみたらいいのよ。

今だから、そうしてみることに意味があるんじゃない!?
あのころ夢中で遊んでいたおもちゃを、
きっと、もう一度見つけだすことが出来ると思うから。

大丈夫よ、まだゼンマイは止まってないわ。
まだ錆ついてなんかいないわよ。

あなたのハートは、今もあのころのままよ。

 

ぜひ、次回は「無邪気なあなた」でお会いしましょうね。