仲原かおるの3ステップ英語勉強法 仲原式3ステップ絵本読み聞かせで、

国産バイリンガルの基礎作り。

(2011.10.24)

家庭で英語の基礎づくりはできる!

「日本中の子供達が世界の共通語で話せる大人になること!」を目標に活動していますが、それを日本の一般家庭で無理なく実行できるように「仲原式3ステップ英語絵本読み聞かせ」メゾットを考案しました。このメゾットは同時通訳訓練法でも使われるシャドーイングやディクテーション法を利用します。使用する教材を学習者の英語レベル・個性に合わせれば大人でも子供でも実行可能です。まず、今回は赤ちゃんから小さいお子様までを対象とした英語絵本を使った3ステップの方法をご紹介します。

仲原式3ステップ英語絵本読み聞かせメソッド

なぜ幼少期から始めるのか?

英語の基礎を作るには2000-3000時間という膨大なインプット時間が必要です。最初の時期は沈黙期と言われ言葉をたくさん聞いてそれをひたすら取り込む時期です。この時期に発語を期待
しないようにしましょう。もし発語をしたら間違っていてもまず大いに褒めてあげましょう。

幼少期は語学習得の黄金期と言われ、繰返しをいとわず、英語は難しい外国語だという思い込みもなく、まだ学校の宿題やクラブ活動などもないので親子の時間がたっぷりあります。その親子遊びの一部に英語絵本を組み込む事で無理なく3000時間という沈黙期のインプット時間を確保し、英語を聞き取れる耳を養います。

何時間くらい英語に親しめばいいの?

新生児の頃は寝ている間も外部の音を聞き分けたり分析をしているという説もありますので、その間は静かな環境でゆっくり休ませてあげましょう。言語を自然に習得するには起きている時間の3分の1をその言語で過ごす事が望ましいとされています。バイリンガルを目指すなら日本語も英語も起きている時間の3分の1以下にならないよう気を配ると良いでしょう。そのほか注意点はありますが後日書きます。

英語絵本を教材として取り入れる利点。

英語がネイティブでない親御さんでも英語絵本を読むだけなら文法的に正しい英語をインプットすることができます。また文章の中で単語に触れることで文法や英語のリズムに慣れることができます。おとぎ話など世界的に知られている古典に親しむ事は知識の基礎となる文化的背景知識を育み、情操教育にもつながります。

 
 

ステップ1:英語絵本読書 (読み聞かせ)インプット

読み聞かせは受動的な読書という位置づけです。英語が得意な親御さんは自ら英語で、苦手な親御さんは朗読CDをかけながらページをめくってあげましょう。小さな子供はまだ実体験が少なく抽象的な思考も苦手です。読み聞かせる絵本を子供の実生活に即したもの(お散歩、食事、家族)などにすると読み聞かせの時間が楽しめます。できれば五感に訴える内容のものにしましょう。

ステップ2:言語定着の為の読後アクティビティー

小さな子はまだ実体験が少ないので、読んだ絵本に関連する遊びを親子でしましょう。お花の絵本を読んだらお花を見る、匂いを嗅いでみる、触ってみる。ホットケーキの絵本を読んだら親子でホットケーキを作って食べてみる。散歩の話を読んで散歩に出かける、など。絵本で使われている表現を言ってみます。

ステップ3:アウトプット

発表力を伴った世界の共通語の運用能力を高める為に「世界の絵本読み聞かせ会」のような異文化交流イベントに参加してみましょう。親御さんや同い年や年上のお子さんが英語で話したりしているのを見る事で子供のコミュニケーションへの意欲も増すでしょう。

次回以降では具体的に英語絵本をあげて、3ステップでの読み聞かせ方法を紹介します。
オバマ大統領の英語絵本読み聞かせ動画などを使った、3ステップの詳しい詳細はHPからどうぞ。