ワガママおやじの面白三昧 市販型携帯乾式ミルフィーユとカニくん。

(2009.01.14)

 学生の頃、夏休み、正月休みなどで福島の実家に帰省するとき、かならずお土産として上野駅で購入していたのが<ベルン>の「ミルフィーユ」であった。何故それになったのが、記憶は定かではないのだけれど、おそらくは上野駅のKOISKで、その頃は「駅売店」であったのだが、そこで見つけてなにやら美味そうな菓子である、という意識の元購入したのではなかったかと思う。手ごろな価格というのもあったのかも知れぬ。で、この「ミルフィーユ」、何層かのサクサクパイでクリームをはさみそれをチョコでコーティングしたという菓子で、見かけどおり相当に美味かった。特に母親が好きで、帰省の際には必ず<ベルン>の紙包みがボクの荷物の中にあったのだ。とにかく、この<ベルン>の「ミルフィーユ」こそが、ボクが東京で初めて購入した「ハイカラな」お菓子であることは間違いないのである。

 それから数十年、そもそも「ミルフィーユ」というのはフランスの菓子で、クレープ数十枚に生クリームをはさんで重ねて・・・・・などということも知った。なるほど、<ベルン>のそれは本来のミルフィーユを言ってみれば市販型携帯乾式菓子化したのであったのだ、なるほどなるほど、などとも思ったのだが、いかんせん<ベルン>の「ミルフィーユ」はそれはそれでまったくの別物であった。

 その後、しばらくの間はミルフィーユは柔らかクレープクリームたっぷりこれこそがおフランスの香りである、といったものを食していたのだが、そんな思い出のミルフィーユにまた最近出会ってイソイソと買い始めている。デパ地下で発見したそいつの表面にコーティングされたチョコは「スイート」「ハイミルク」「ヘーゼルナッツ」の3種類。その3本がセットになってなんと231円。お安いし相変わらず美味い!

 で、今回もイソイソご購入。2本は欲求に負けて食べてしまったので、1本だけ残った「ヘーゼルナッツチョコ」を撮ってみた。が、「ミルフィーユ」だけではあまりに寂しいので、最近ハマっているペットの「カニくん」に撮影小道具として登場いただいた次第。実はこのカニくん、昨年の9月ごろ我が家の前をウロついていたところを保護した、いわゆる「拾い蟹」である。それゆえ、種類、年齢、性別は不明、血統さえもはっきりとしていない。ただ、近くに川原はあるものの、200m以上離れているし途中には交通量のある道もある。なので、そこから自分の力で歩いてきたとは考えづらいものがある。友人たちは「誰かが捨てて行ったのでは?」とか「どこからか逃げてきた」という説を唱えているのだが、いまだに詳細は不明である。飼う上で、はたしてカニとは何を食うのか? で相当悩んだのだが、ネットで検索をしたところカニの飼い主というのがけっこういるらしく、様々な情報を得ることができた。餌も無事に「ザリガニの餌」というものを与えるのがよろしかろうという意見にもたどり着いた。これで、ボクもカニくんも一安心である。

 というわけで、今回はボクの大好きなスイーツ<ベルン>の「ミルフィーユ」と「カニくん」をご高覧いただきたい。
 最後に疑問・・・・・・昔はもっと大きかった気がするんだがなぁ・・・・・・ミルフィーユ・・・・・・。