ピエールのハッピーハンティング 幸せ色の打ち上げ花火。

(2009.08.17)
音声:「幸せ色の打ち上げ花火。 」

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ボンジュール、ムッシュエ マダム。
ご機嫌よろしくって?

 
さあ、夏よ!
夏といったら、火遊びよ、アバンチュールよ!
あぁ〜ん、考えただけでうっとりしちゃう。(笑)

火遊びといえば、そう、花火よ!

だから、たまらずに行っちゃったわよ!「外苑花火大会」。
あの大都会のビルの上に、ドーン、ドーン、って上がるのがいいのよね〜。

まあ、アタシぐらいになると、当然ビルの屋上からの観賞だけどね。
原宿のビルのオーナさん宅で、遮るもののない特等席で、
おいしいお料理とワインとともに、優雅なものだったわよ〜。

あらっ、みんなを敵に回しちゃったかしら?(笑)

でも、どうして花火って、こんなに人を惹きつけるのかしらね?
やっぱり、ドーンって打ち上げて、パ〜って散るのが、
ひと夏の恋みたいでいいのかしらね?

まあ、どこが好きでも、大きなお世話だけど、
広い夜空に「どうだ〜!!」って感じが、たまらないわよね〜!?

周りに気を使って委縮してる花火ってイヤよね!?
「すいません、すいません」とか言っちゃって。  ヤダ 〜(笑)

しかも、普通なら「闇」とかって、環境としては最悪よね?
そこへ飛んでって、ものともせずに輝くってのが、エライじゃない!?
っていうか、逆に暗いから引き立つのを知ってるのが、流石よね〜。

ほら、いつも「周りの環境が最悪だ!」とか言ってる、あなた。
ここで弾けたら、とびっきり輝くわよ〜!
とりあえず、ドーンって上げちゃいなさいよ!

あらっ、ちょっと無責任だったかしら?
でも、いいとこ突いてたりしてね。ふふっ。(笑)

でも、考えてみたら、人生も「花火」みたいなものかもしれないわよね。

地球の歴史や宇宙の営みからしてみたら、
人の一生なんて、まして今のあなたの悩みなんて、
ほんの瞬きにもならない、瞬間の幻みたいなもんだものね。

なのに、まるで永遠かのようにグチグチ言ってて、笑っちゃうわよね〜。

あと100年経ったら、今いる人も、みんな骨よ。
あなたを傷付けた人も、大っきらいな人も。
もちろん、大好きな人や、守りたい人もね。

だとしたら、あなたは、人生の「花火」を誰のために打ち上げる?
一瞬の、掛け替えのない、あなただけの花火を。

お願いだから、仕返しや、当てつけや、やけくそで上げないで。
まして、湿った導火線なんかに焚きつけられたらイヤよ。

アタシはね、アタシのために上げようと思ってるの。
最高のアタシとして、最もアタシらしく、
さすがアタシって、誇れるような、
そんな「花火」をね。

そして、「いいだろう〜!!」ってみんなに見せたいのよ。
とびっきりの印象と余韻を、見た人の心に残せるようにね。
そして、パ〜って華々しく散ればいいのよ。

いつまでも、夜空にへばり付いていようなんて思うから、無理があるのよ。
そのために、ああでもない、こうでもないって、余計なこと考えるから大変なのよ。

一度でダメなら、何度でも上げればいいのよ!
一発一発が真剣勝負で、その一瞬一瞬に全力投球すればいいじゃない!

これだっ! 今だっ! って思ったら、即点火よ!
後は迷うことなく、大空に一直線よ!
そして燃え尽きればいいのよ〜!

なのに、最近は何だか、上げることより、
火薬の詰め方がどうだとか、この配置だと形がこうだとか、
色がああだとか、終いには火薬の調合や原料にこだわったり、
種類だとか歴史とか、頭でっかちになちゃって……。

 

あのね、いい?
花火を見てて、一個一個の形なんか、いちいち覚えてないわよ。
色なんか何色でもいいのよ。
大きさ?  高さ? 関係ないのよ。

そんな細かいことにこだわってないで、
上がった〜!  弾けた〜! 散った〜! よ!
弾けてこその花火よ。散ってこその花よ。

そこに「生き様」という、強烈な残像を焼きつければいいのよ!
どうしてもあなたじゃなきゃ、もう一度あなたじゃなきゃ、ってね。

さあ、生きなさい!「花火」のように、あなたの人生を。

いい、 アタシはいつも見上げてるわよ。
いつまででも待ってるわよ。
あなたの「花火」が夜空を飾るのを
誰よりも印象的に輝くあなたの「花火」を。

楽しみにしているわよ。

た〜まや〜っ!    か〜ぎや〜っ!

 

ということで、今年はもう終わっちゃったけど、
来年もきっとあるから行ってみて。

神宮外苑だから、アクセスもしやすくて、
JRでも、東京メトロでも、都営大江戸線でもOKよ。
神宮球場や、国立競技場では、ライブもやってくれるみたいだから、
それも楽しそうよね。

さぁて、来年はあなたも、ビルの屋上から鑑賞してるかしらね?(笑)
それをイメージして、一瞬一瞬を精一杯に生きてみて。

花火のようにね。

 

じゃあ、次回も「幸せ」で、お会いましょうね〜!