加納忠幸のワイン飲もうよ パリの下町気分を感じさせる『ビストロ・ヴィヴィエンヌ』。

(2008.12.24)

古い知人のソムリエール、斉藤順子さんから銀座にビストロを開店したというご案内を頂いていたのですが、先日ようやく行くことができました。歌舞伎座の横を少し入ったところにビストロ・ヴィヴィエンヌはあります。

斉藤さんは10数年前、パリのワインショップ『Legrand Filles et Fils(ルグラン・フィーユ・エ・フィス)』で働いていました。

斉藤さんとはその頃知り合ったのですが、『Legrand Filles et Fils』は、大変面白い品揃えのワインショップで、当時パリへ出張する機会があると必ず寄っていました。お店のある場所が、パリ一おしゃれといわれるパサージュ(ガラス屋根のアーケードのようなもの)、ギャラリー・ヴィヴィエンヌ(Galerie Vivienne)

ビストロを開店するにあたって斉藤さんはこのパサージュの名前をつけたんですね。(パサージュ内にはBistrot Vivienneという名前のビストロもあります。)
斉藤さんのこのパリ生活の思い入れの強さが分かります。

さて、選んだワインはオレゴンのピノ・ノワール。
このワインに合わせて、

ブーダン・ノワール(豚の血のソーセージ) リンゴ添え(1,100円)

白金豚のスネ肉とレンズ豆の煮込み(2,700円)をオーダー。

どちらも、本格的なビストロ料理で、パリの街角のビストロで食べる雰囲気と味。斉藤さんのパリ生活で培ったセンスが光ります。

フランスパンの尻尾も、

こうやって切ると、おしゃれなハートに変身することを初めて知りました。とにかく人気店で、予約なくしては入ることが出来ません。私も今度は別のワインとメニューに挑戦したいと思います。

斉藤順子さん、がんばれ。
 
◆ビストロ・ヴィヴィエンヌ◆
東京都中央区銀座4-13-19 銀林ビル 1F
Tel: 03-6273-2830
営業時間:11:30〜13:30、18:00〜midnight
定休日:日曜