菊田純子の“ナチュリッチ” デリケートな噛み合わせ。

(2008.12.08)

右あごの関節がおかしい……。そう感じたのは11月はじめ、久しぶりに帰った実家で夕食を食べていたときでした。口を大きく開けにくくなり、特に固いものを食べると痛みが走ります。とはいえ、食事は問題なくできるのでひとまず放っておきました。1ヶ月後。バゲットサンドを食べるとき、根菜やお肉を食べるとき、やっぱり痛っ。

仕方なく行きつけの歯医者を予約しました。が、行ってみると「親知らずのせいでしょうかね。抜いて様子をみましょう」。ええっ、それだけ〜? ものの2〜3分で診察は終了。噛み合わせについて綿密に調べてもらえると思ったのに拍子抜けしました。

そこで以前女性誌で取材したことのある、室町デンタルクリニックでは噛み合わせ治療に力を入れていたことを思い出し、行ってみることに! 

先生の話によると、アメリカでは老人になっても自分の歯が平均20本以上残っているのに対し、日本の老人は7本以下だそう。この大差は、日本の歯科医療が遅れていることを表しています。アメリカでは定期的にデンタルクリニックへ通うのが当たり前で、最善の状態を維持するという考え方で治療を行っているそうですが、日本は悪くなったらその部分を処置するのが基本。予防治療や審美治療に関しては保険が効きませんからね。日本の保険制度に何かしらの問題があるようです。
室町デンタルクリニックでは、無計画に治療を進めても、結局は後々ガタがきて時間もお金も余計にかかってしまうという考えのもと、果敢にも(!?)治療前に2万1,000円もするデンタルクリニック(3回)を受けることを基本としています。

1回目、なんと10枚前後ものレントゲン撮影、口の動きを再現できる歯型模型の作成のために歯型採り、口腔内と顔写真を撮影、リンパ&筋肉チェック、歯茎のチェックなど、みっちり1時間強かけて検査を行い、2回目にPCや歯型模型を見ながら検査の結果を細かく説明を聞き、3回目に治療計画を立てました。

 

超、超、超丁寧な検診に目からウロコ。これだけやってくれるのなら、2万1,000円の価値はあるわ! 結局私に下された診断は、右の奥歯が微妙に高くなっていて他の歯よりも先にぶつかってしまっているため、微妙にあごをずらして生活しているため筋に痛みが出ている、とのこと(他は小さな虫歯が一ヶ所ある、劣化している銀歯が一ヶ所発覚)。

原因がわかってホッとしたのもつかぬ間。これから治療にお金がかかることは言うまでもありません。噛み合わせの治療だけでなく、歯の磨き方指導なども必要とのことでけっこうお金かかっちゃいそう…。とほほ。

あごが少々痛くたって、美味しいものには飛びつきます! 

私の歯型模型。模型にしてみると噛み合わせの問題も明らかになるとか。口の中を目で診るだけではわからないことが多いそう。

検査結果はデータ処理してくれるので非常にわかりやすい。PCの画面を見ながら検査結果を聞きます。

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