北原徹のバカ買い! Smells Like Teen Spirit - 11 - 愛が繰り返すように、ぼくは竹ケ原敏之介の靴を買う。
(2009.06.11)愛は何度でも訪れ、やがて失われる。失われてはまた訪れるものだと思った。
ぼくの知人……というか親友だと思っている男はデキ婚した。愛の訪れが結婚として実を結んだわけである。めでたい! はずだが、そこに人生の笑いと涙が隠されていようとは!?
めでたさも中年くらいなり友が春
一句詠んでしまった。
実はこいつ、2度目のデキ婚で、実の息子(高校2年生)に「あんたら、何やってんの?」という祝辞をもらっためでたい男と女だった。
そう、同じ女性と二度もできちゃった結婚したという、アルファロメオ、ツインスパーク (すみません、リリー・フランキーさんの表現を真似しました)なめでたさWな結婚だったというわけだ。
愛は何度でも訪れ、やがて去り、また訪れるという渡り鳥みたいな存在なのであった。時に愛は繰り返す、とも言える。
かなりハード・コアな“焼けぼっくりに火が点く”ともいえるかもしれない。
なんて愛の奇跡を目の当たりにしたのだが、世の中にはもちろん上には上がいるもので、ぼくのチョーリスペクトな大先生のカメラマンであり、ソウルメイトな方の家系図に、何と23回結婚と離婚を繰り返したご夫婦がいたらしいのだ。
23回だ。
マイケル・ジョーダンの背番号だぞ! 兄の45の半分よりちょっと上って意味あると聞く、あの23だ! ってまったく関係なのですが。
世の中“愛”が大事なのだ。
で、今回は<FOOT THE COACHER>のブーツ。ひと目惚れだった。
クロップド丈好きのぼくにとって、こういうミッドカットな丈のブーツは本当に重宝する。だけれど、それだけが理由ではない。
ぼくは、自慢……なのかな、この竹ケ原敏之介さんの作る<FOOT THE COACHER>の靴、そして彼の作る<ナンバーナイン>の靴を合わせるともう何足買ったかわからない。竹ケ原さんの次に彼の靴を持っているほどだ、
靴には性癖が現れると以前書かせてもらった。が履き方を見ると“愛し方”のスタイルが見えるともの思っている。
次回、靴を紹介するかはわからないけれど、来週は“靴と愛し方”で書くことを何故か約束します。
ん、次号予告か? 自信ないけど。
ちなみに<FOOT THE COACHER>では来週からだったか、ゲリラショップをやっているはず。< ナンバーナイン><ヒステリックグラマー><N.ハリウッド>とコラボしたアイテムが並んでいる……はずなんだけど。調べてみてください!