麗娜が見る、日本のファッション マンダリン オリエンタル 東京『センス』とザ・ペニンシュラ東京『ヘイフンテラス』で本格中華料理。

(2009.03.18)

日本に来て、もうそろそろ4年になります。先日提出した修士論文の執筆は大変でしたが、まもなく日本での留学生活を終える日を迎えます。修士課程の卒業は、私にとってこの四年間励みとなっていた原動力です。先日卒業のお祝いに、友人たちに素敵なディナーへのご招待をいただき、2店の本格的な中華料理を楽しみました。

中華料理といえば、最初日本に来た時、日本には本当にたくさんの中華料理店があることに驚きました。時々、自分は中国にいるのか日本にいるのか分からなくなるくらいでした。時々家族や親友たちのことを思い出すと、会いたくて切ない気持ちで一杯になりますが、こういう時にはやはり自国の料理を食べたくなるものです。

先日ご招待をいただいたお店は、日本橋にあるマンダリン オリエンタル 東京のレストラン『センス』と、銀座にあるザ・ペニンシュラ東京のレストラン『ヘイフンテラス』です。2店とも中国広東料理のレストランですが、店のインテリアには、それぞれ特徴があります。

『センス』は地上37階にあるので、眺めが本当に素晴らしかったです。きれいな夜景が眼下に広がり、ゴージャスでモダンな洗練された空間です。中国の伝統的な模様が施されたライトが、店内をほどよく照らしています。夜景は何とも言えないほど美しくて、とても居心地の良い空間だと思います。今回ご紹介したい料理は「ガイラン」という青菜野菜の炒めものです。この野菜、皆さんご存じでしょうか。「ガイラン」はアブラナ科の中国の茎野菜でキャベツの仲間です。この店のガイラン炒めは、ニンニク風味とオイスターソースのどちらかを選べます。この料理をいただくと、私は故郷の西安を思い出します。とても美味しいですから、是非お勧めしたいと思います。

もう一つのザ・ペニンシュラ東京のレストラン『ヘイフンテラス』も、大変気に入りました。中国の古典庭園をイメージした洗練された内装で、この店にいると、まるで中国の立派なレストランにいるように感じられます。東京にある別世界みたいです。お料理は、私の好物の伝統的な広東風車エビの料理をいただきました。その美味なる味わいと弾力ある海老の食感に、心はとても暖かくなり幸せでした。料理が美味しいのはもちろん、サービスのおつまみも美味しくて印象深いものでした。それは中国で最も人気のある「琥珀胡桃」です。溶かしたお砂糖で胡桃を包んだ、カリッとしたお菓子です。見た目は琥珀のように見えますから、琥珀クルミという名前を付けたのです。

さて中国料理と言えば、なくてはならないものは中国茶と紹興酒です。日本でも紹興酒はなじみのものになっていますが、飲み方については氷砂糖を入れて召し上がっている方もいるのではないでしょうか。実はこの飲み方はあまりお勧めではありません。なぜなら元々のお酒の味がわかりにくくなってしまうからです。とは言え、お好みで楽しむのが一番の飲み方かもしれませんね! 次回は、中国の美味しいお茶についてご紹介したいと思います。本当にたくさんの種類があるのですよ。ご期待くださいね~。

モダンな中国風レストラン、センス。

お勧めの野菜炒め料理、ガイラン。

センス店内で、卒業祝いの花束を手に。

まさに中国の高級レストラン、ヘイフンテラス。

私の大好物、車海老のクリームチキンソース。

琥珀のように見える、胡桃のお菓子。

 
 
マンダリン オリエンタル 東京 センス
Tel.0120−806-823(レストラン予約番号)
東京都中央区日本橋室町2-1-1
マンダリンオリエンタル東京 37F
営業時間 11:30~14:30,17:30~22:00 、
土日祝 11:30~~16:00 17:30~22:00
無休

ザ・ペニンシュラ東京 ヘイフンテラス
Tel.03-6270-2738
東京都千代田区有楽町1-8-1
ザ・ペニンシュラ東京 2F
営業時間 11:30~14:30、18:00~22:00
無休