ピエールのハッピーハンティング ピエール様が行く! 人恋しさに、猫に招かれ願えども、いつか飛ばすわ、ハッピーウェイ!

(2010.10.28)
音声:♪たとえ毎日が、狂言のようと言われても、いつか上がるぞ檜舞台!♪

クリックしてピエール様の声を聞くべし。

 
 

ボンジュール、ムッシュ エ マダム。
ご機嫌よろしくって?

秋だって言うのに、いつまでも暑かったのが嘘のように、
すっかり涼しくなって来たわね~。

でも、本当に嘘にしたいのは、あなたが夏の間に犯した過ちよね?
それに、もっと涼しくなってるのは、あなたの財布の中身よね?

あらっ? どうしたのそんな深刻な顔しちゃって。
やぁだ、マジに反省されちゃうとシャレになんないじゃないのよ~。

アタシったら、ほんとに傷口開いて、食べるラー油を塗っちゃった感じ?
ゴメン、流行にのって、塩じゃなくあえてラー油を……、
ってそこじゃないわよね?(笑)

でも、分かってるわよ。
いいのよ、いいのよ、そこまで言わなくても。
夏の間は勢いで忘れてたのに、秋になって肌寒くなって、人恋しくなって、
彼がいないのを思い出しちゃったのよね?

大丈夫よ。そんなあなたをアタシが放っておくと思う?
こう見えても、ちゃんとあなたのこと考えてるのよ。

といっても、アタシも人任せというか、困った時の神頼みなんだけど、
強力な助っ人にお願いして来てあげたわよ!

台東区の今戸にある、縁結びで知る人ぞ知る『今戸神社』よ。

なぜ「知る人ぞ知る」なのかっていうと、だって普通じゃないのよ~。
その祭られている神様が、な、なんと、招き猫なのよ!

だってね、ここは「招き猫」発祥の地って言われてるからなのよ。
ねぇ、いいと思わない? なんか深刻過ぎないって感じで。(笑)

しかもよ、「パンダバス」っていうパンダの顔した無料の巡回バスがあって、
浅草界隈の、雷門、花やしき、スカイツリーを廻りながら境内まで行けちゃうのも、
ちょっとゆるい感じで最高なのよ~。
アタシが行った日も、良縁を求める若い女性でいっぱいだったわ。

あっ、あなたの年齢でも、もちろん大丈夫よ。(汗)
でも、アタシが浮いてたのは言うまでもなくってよ。(笑)

そんな視線にもめげずに、絵馬まで買って、
みんなの良縁をお願いして来たんだから、頼むわよ~!

はいはい、アタシの絵馬ぐらいで上手くいけば苦労しないって人には、
今戸神社が開催してくれている「縁結びの会」っていうのがあって、
数多くのカップルや結婚した人たちもいるっていうから安心よね。

とにかく、お参りに行って、「私は欲しがってます~!!」って
ごまかすことなく「認める」ところから始めましょうね。(笑)

ところで、たくさんの願い事をしている人を見てて思ったんだけど、
みんなお願いするときに、なんて言ってるんだろうって。

「彼が出来ますように!」 「いい人が現れますように!」かな?
どう、あなたも似たり寄ったりだったりする?

もし、あなたが神様だったらどう思うかしら?
彼って……、いい人って……、どんな人よ? って思わない?
しかも、彼が出来たら、それでどうするのよって。

他のお願い事もいっしょだと思うのよ。
綺麗になりたいって誰みたいに? お金が欲しいっていくら?
そして、綺麗になったり、お金持ちになって、そのことで、
本当は何をしようとしているのって聞きたくならない?

いつも、「願い」の、その先が大切なのよ。

願いとは、あなたのやりたいことのために、
力を貸して下さいっていう宣言だと思うのよ。

神様は、その宣言に応じた力をちゃんと貸してくれてるのよ。
だから、ちっとも叶わないじゃないと思ってる人は、
その程度の宣言しかしてないってことよね。

それに、あなたの周りで、どうしてあの子に彼が……って思う子がいない?
私のほうが、ぜんぜんイケてるのに!ってね。(笑)

でも、その子と、あなたに違いがるとしたら、なんだと思う?
なぜ、あなたにはそれが出来なくて、神頼みをしているかってことよね。

唐突だけど、タクシーに乗りたいとき、あなたはどうする?

手を上げて止まってもらおうとするわよね?
それとも電柱の陰で「止まって」ってお願いしてるだけ?(笑)

そうよ、欲しいものは「欲しい!」って行動しなくちゃ始まらないのよ!

足元をみてごらんなさい。
踏み出そうとしている右足を、左足で踏みつけてない?
言葉にしようとした口元を、両手でふさいでない?

周りのせいでも、誰のせいでもないわよね。
言われなくても、もうとっくに知ってたわよね。
すべて自分でブレーキかけてるって。

じゃ、やることは一つでしょ?

踏ん張った足の力を抜くだけでいいのよ。
ブレーキを緩めてあげればいいのよ。
難しいことでも何でもないわよね?

怖ければ、ちょっとづつでもいいのよ。
ちょっとづつでも、ちょっとづつ進み出すから。

そうすれば、アクセルを踏んでドライブすることが、
どんなに気持ちのいいことか、いつかきっと思い出すわよ。

その時には、アタシを助手席に乗せてね。(笑)

 
 

じゃあ、次回は「幸せのハイウェイ」でお会いしましょうね。