買い物依存症 デザインというものを考えさせられた「ジッツオ」

(2008.06.17)

今回は良い三脚探しがテーマです。もちろん軽いカーボンに絞っていました。
プロのカメラマンは「やっぱGitzo (ジッツオ)でしょう」と簡単にいうのですが、見せてもらうとごつくて地味で、素人カメラマンの僕にはとても満足行くものではなかったのです。
それからは暇があればカメラ屋にいっていろいろ眺めたりいじったりの1ヶ月が過ぎました。
当初は「マンフロット」というイタリアのものがデザインも良く脚の伸長もワンタッチ式でほとんど心はこれに決まっていました。

しかし1ヶ月を過ぎ、比べれば比べるほどあの地味な「ジッツオ」の虜になっていく自分に気付きました。そう思ってながめると近ごろのモダンな一過性のデザインのものに比べると、「ジッツオ」は本物だと感じてきます。もう宗教です。でも伸長の方式がナット式で、これにはいつも悩まされていました。格段が一緒に回ってしまい苦労していたのです。でも、プロの方に聞くと「下から順番を決めて回せば問題ないよ」とのひとこと。実際にその場でやってみると一発OK。

そんなときに会社の近所のカメラ屋で状態バッチリの「ジッツオ G1127MK2」が3万1,000円で委託品として出ていました。もちろん中古ですが、最近の「ジッツオ」はイタリア製になってしまいましたが、この時代のものはフランス製です。それがどうしたといわれたらその通りですが、日曜カメラマンのぼくには大いに大切なこだわり点です。もちろん即買い。同時に雲台も買ってしまいました。これは新品、イタリア製です。これもカメラマンのお告げで一番シンプルな自由雲台にしました。何回眺めても「ジッツオ」は美しいです。まあ、使うより眺めていることのほうが多い「ジッツオ」でした。満足、満足。

column_080617_2_ph1

何回眺めても美しい「ジッツオ」です。

ちゃんとフランス製です。

GITZO 雲台G1177M 1万1,200円でした。