Chin-Kanaは医学とモデルの二刀流 Chin-Kana世界の旅 - 4 - 機内での過ごし方編

(2010.11.09)

再びN.Y.に行ってきました。秋のN.Y.は気候も爽やかでとても過ごしやすいです。
日本よりもカラッとしていて晴れた日の日なたは最高!ただ曇りの日や雨の日はコートが無いと凍えてしまうくらい寒いです。

今回はChin-kana流機内での過ごし方を紹介します。
機内に必ず持ち込む物はこれ。
・ストール ・マスク 
・むくみ防止ソックス 
・足首が隠れる長さの靴下 
・スプレータイプの化粧水 
・リップクリーム 
・歯ブラシ 
・アイマスク
・ペットボトルの水

今回利用したのはANA。エコノミークラスでも足元はやや広めで、全席に個別テレビ、足置きがついてなかなか快適。USBポートもついているのでiPhoneの充電も出来る♪

 

過ごし方のポイントは4つ!
 

1. 乾燥対策を万全に

機内はとても乾燥しています。のどや肌を乾燥から守るため、こまめに水を飲み、顔には化粧水をシュッとかけ、マスクでのどの乾燥を防止します。毎回水を頼むのは面倒なのでペットボトルの水を買っておくと便利。手荷物検査の後に購入したものなら機内に持ち込めます。

 
2. 現地時間に合わせて時差ぼけ防止

飛行機に乗ったらすぐに腕時計を到着地の時刻に合わせ、気分も切り替えます。例えば日本を15時半に出発する場合、ニューヨークは夜中の2時半なので「もう夜だから眠いわ」と思い込み、アイマスクをしてさっさと寝ます。機内食はパスしてもOK。向こうが朝を迎える頃起きて、歯を磨いて爽やかな気分になり、映画を見たり音楽を聴いたり。こうすることでかなり時差ぼけを防止することが出来ます。寝不足で飛行機に乗ると機内でよく寝られるので意外とオススメ。

 
3. 定期的にストレッチ

トイレに行ったら、近くの少し広くなっているスペースを使ってストレッチをします。ドリンクがストックしてあるスペースなら座席から見えないので、脚上げなど多少アクロバティックなストレッチもOK♪

 
4. 胃腸をいたわる

移動するだけでも体にはストレスがかかっているもの。さらにそこに消化が悪いものを食べてしまっては胃腸がまいってしまいます。(私は胃腸が弱いので特に・・・。)機内食は栄養があって消化のいいものを選びたいですね。
そこで最近利用するのが機内特別食。航空会社のホームページまたは電話であらかじめリクエストしておけば誰でも利用することが出来ます。今回は往路で低カロリーかつ体に優しそうな「糖尿病食」を、復路では消化のよさそうな「ベジタリアン食」をリクエスト。
 

糖尿病食のパンについているのはバターではなくオリーブオイル。オリーブオイルは血糖値の上昇を緩やかにするといわれているので、糖尿病食にはピッタリですね。
これが往路便での糖尿病食の朝食。白身魚など高たんぱくで低カロリーな食材を使っていてgood。ですが、味が薄すぎて美味しくありませんでした……。

復路便でのベジタリアン食の昼食は、ラザニアにお豆腐、野菜など。おいしかったけれど炭水化物が多くこってりしていてちょっと重かったかな。ベジタリアン食の朝食は、野菜炒めがのった焼うどんにフルーツ、パン、レーズン。これもおいしかったけれど、朝から焼うどんは重い……。

ベジタリアン食の昼食。

理想の食事はなかなか難しいですね。次回は乳製品、卵を使わない厳格なベジタリアンである「ヴィーガン食」を試してみようかな?!

私の機内での過ごし方、参考になったでしょうか?日本とニューヨークでは時差で昼夜が逆転してしまうので、時差ぼけを最小限に抑えることが現地で思い切り楽しむコツですよ!

 

教えて! Chin-kana先生〜エコノミー症候群って?〜

エコノミー症候群は、医学的には「肺血栓塞栓症」と呼ばれているの。脱水や長時間体を動かさないことで血栓ができ、それが血流に乗って肺の動脈に詰まることで起きるのよ。ファーストクラスであれ、電車やバスであれ、長時間体を動かさなければ起こり得る症状よ。

ちなみに肺動脈に詰まる血栓の多くは下肢(主にふくらはぎ)の深部静脈というところで形成され、血栓が形成された状態は「下肢深部静脈血栓症」と呼ばれているわ。この血栓が肺の血管まで流れて来て詰まると「肺血栓塞栓症」と呼ぶの。長時間同じ姿勢をとり続けた後に動き出した時に突然の胸痛や呼吸困難などの症状が起き、最悪の場合死に至ることもあるのでしっかり予防対策をとることが大切ね。
 

予防するためには

①適度に水分補給すること。アルコールやカフェインは利尿作用があるので飲み過ぎないよう注意が必要よ。

②適度に体を動かすこと。これは搭乗したときにビデオでも教えてくれているからそれも参考に。時々立ってトイレに行ったり、足首を曲げ伸ばしして一番血栓が出来やすいふくらはぎを動かすのもいいわよ。

乗ってから降りるまで座りっぱなしというのは避けましょうね。健康で楽しい旅を!