菊田純子の“ナチュリッチ” こちら、バルセロナ。

(2008.07.22)
オラ~! ブエナ~ス!
なぜテンションが高いかって? それは、私は今、情熱の国、スペイン・バルセロナにいるからです。

今回バルセロナへ来たのは、女性ファッション誌の取材のため。市内にある建築やレストラン、バル、ファッションショップ、フラメンコを見ながら食事ができるタブラオなどを1週間かけて回る予定です。

今日はその一日目。

日曜日だったので、お店は休みのところが多くてびっくり。スペイン人は基本的に働くことに熱心ではないらしく、市内で一番大きな有名デパートでさえ今日はお休みとか(苦笑)。“シエスタ”(スペイン語で昼寝の意だそう!)といって、13時~16時を目安に長時間の昼休憩をとる店もけっこうあるります。銀行もテキトーだから両替だってひと苦労(笑)。

でもだからこそ、いいところもあります。みんなのんびりしていて、気持ちがおおらか。よく飲み、よく笑う。最近では物価が上がり、生活が苦しい人もいるはずなのに、今日はまぁいっかとバールへ飲みに行っちゃう感じ。人生を謳歌しているのが顔や態度に出ているんですよね。

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カタルーニャ地方の名物、パン・コン・トマテ。焼いたパンの表面に熟したトマトをすりつけ、オリーブオイルと塩をかけたもの。美味しい! 家でも作ってみよう。

ボルン地区にあるピンチョスで有名なバール。カウンターから好きなピンチョスをセルフでとって食べ、お皿に残ったピンの数によってお会計をします。

ピカソが通ったカフェ&レストラン、「クアトラ・ガッツ」にて。ワインをサーブしてくれたおじちゃん。一見ダンディですが、実は笑うと歯抜けです。

「クアトラ・ガッツ」で食べたエスカリバーダ。カタルーニャ地方では定番の前菜です。赤ピーマンとなすをローストして、オリーブオイルをかけたもの。

 

今日訪れたバールでは、私がシワひとつないユーロ札を出したら(日本で両替するとすべて新札に)、ひげ面のマスターが「日本にはお札をプレスする優秀なマシーンがあるのかね?」ってにっこり。偽札と疑うんじゃないんだ。心が温まります。

明日はどんな一日になるか、楽しみ。

時差ぼけかな。まだ1時だけど、まぶたが開かなくなってきたので、寝ます! アディオス。

ボルン地区。歴史あるエリアですが、最近はバルやレストランなどが増えてにぎわっています。

ボルン地区にあるワインショップ。スペイン産の珍しいワインが目白押し。中には日本で飲んだことのあるワインもあるけれど、価格は半額くらい!